ピンクストライプが消える「燕三条 工場の祭典」 87社参加で3万人の見学を想定 (2023.9.4)

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10月26日から29日まで新潟県燕三条地域の名だたる工場を開放するイベント「燕三条 工場の祭典」の記者会見が4日行われた。ことしは新たな体制での運営に変わるのに伴い、新たなキービジュアルが発表され、これまで10年間、「燕三条 工場の祭典」の視覚的な象徴だった「ピンクストライプ」が消えることになった。

ことしの「燕三条 工場の祭典」のキービジュアル
ことしの「燕三条 工場の祭典」のキービジュアル

「燕三条 工場の祭典」は2013年にスタートした第1回からこれまで全体監修を(株)メソッド(東京都渋谷区)の山田遊さんを中心としたクリエイティブチームが務め、昨年でちょうど10年の節目になった。

主催者は(公財)燕三条地場産業振興センターなのは変わらないが、ことしは5月1日に任意団体KOUBAに運営を委託した。(株)ドッツアンドラインズ(三条市)代表の齋藤和也さんが代表、(株)side(三条市)代表の横山裕久さんが事務局長に就いた。任意団体KOUBAは、地元の若手経営者らが「燕三条を、工場(KOUBA)の聖地にする」をビジョンに地域産業の課題解決も目指し、「燕三条 工場の祭典」がその初仕事となる。


全体監修は、クリエイティブコンサル事業のKATATA YOSHIHITO DESIGN OFFICE(新潟市)代表のプロダクトデザイナー堅田佳一さんが担当する。

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記者会見する堅田さん(左)と齋藤さん

アートディレクションは、デザインスタジオ「emuni」の村上雅士さん。キービジュアルは、「工場」とそこで作られる「モノ」を多様な工場の形のオブジェクトと燕三条で作られるさまざまなモノの写真で表した。大小たくさんの工場たちが所狭しと並ぶ様子をグラフィック上に再現し、そこで作られるさまざまな形をしたモノたちで燕三条 工場の祭典を表現している。

2019年に過去最多の113社が参加したが、ことしの参加は87社。見学者は過去最多で5万人で、ことしの想定は約3万人。任意団体KOUBAチームがコンセプトを立案し案内する工場見学ツアーや、地域内のイベント会場で企業や職人、クリエイターを交えたトークセッション 、燕三条地域の代表的な製品を中心としたエキシビションも予定する。

ことしは「燕三条 工場の祭典」の前半2日間、26、27日の燕三条地場産業振興センターで「燕三条ものづくりメッセ」が開かれ、初日26日は両社合同で開会式を行い、相乗効果にも期待する。


「燕三条 工場の祭典」開幕前の風物詩のようになっていた燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」のピンクストライプの装飾作業
「燕三条 工場の祭典」開幕前の風物詩のようになっていた燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」のピンクストライプの装飾作業

新たなキービジュアルについて堅田さんは「燕三条が一色になるのも素敵な光景だったが、基本的にそれはない。新しい見せ方になり、それは追々、地元の企業を話をしながら進めていく」と述べた。

ピンクストライプはスタート当初こそ、派手すぎると否定的な声が聞かれたが、実績を積み上げるにつれて浸透した。ピンクストライプは古くから危険な場所であることを知らせるサインなどに使われており、あちこちでピンクストライプを見かけるたびに「燕三条 工場の祭典」を思い出すほど定着していた。

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