「文化財防火デー」で三条市歴史民俗産業資料館で防災訓練

(2024.1.22)

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26日の「文化財防火デー」にちなんで新潟県三条市は22日、三条市歴史民俗産業資料館で毎年恒例の防災訓練を行い、消防署による放水訓練も行って万が一に備えた。

三条市歴史民俗産業資料館で行われた「文化財防火デー」の防災訓練
三条市歴史民俗産業資料館で行われた「文化財防火デー」の防災訓練

「文化財防火デー」は、1949年(昭和24)1月26日に法隆寺金堂の壁画が火災で焼損したことに由来する。この日の前後に文化財を火災から守るための活動が全国的に行われている。三条市では、市内の文化財所有者を対象に毎年、防災訓練を行っている。

ことしの対象にした三条市歴史民俗産業資料館の建物は、1935年(昭和10)建設の「武徳殿」で、2009年(平成21)に国登録有形文化財になった。館内では三条市で発掘された埋蔵文化財や歴史的な資料などが常設展示されているほか、企画展では市民から借りた美術品などの展示も行われている。


水消火器で消火訓練を行う篠田館長
水消火器で消火訓練を行う篠田館長

訓練では給湯室からの出火を想定。職員が消火器で初期消火を行うも消火に失敗し、119番通報する一方、来館者の避難誘導、重要品の持ち出しのあと到着した三条市消防本部の消防車が放水するという手順。その後、水消火器を使った消火訓練も行った。

訓練は計画した手順通りにスムーズに進んだ。資料館の篠原智子館長は、能登半島地震が発生し、「万が一、こういった災害があったときは本日の訓練を思い出してひとつひとつあらためて勉強していきたい」、三条消防署の相場芳彦次長は、いざ火災が発生したときは訓練のようにはいかないが、「くれぐれも自分の身がいちばん大事。それを確保したうえで避難誘導、重要物の持ち出しといった行動をしてほしい」と求めた。

能登半島地震で甕が倒れた状態の写真
能登半島地震で甕が倒れた状態の写真

能登半島地震で三条市歴史民俗産業資料館は、柳山B遺跡で出土した弥生土器の甕(かめ)が横に倒れ、それ自体は破損せず、あらためて倒れないようにてぐすを取り付けたが、その甕が倒れかかった内野手遺跡で出土した弥生土器の甕の一部が壊れた。

それ以外はパネルが倒れたり、壁にひびが入ったりといったていどの小さな被害にとどまった。


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