燕市の小学生がキックボクシングの国内王者に (2024.2.19)

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1月28日東京で開かれたムエタイとキックの2部門で国内チャンピンを決める第23回 WINDY SUPER FIGHT アマチュア大会のキック部門30kg級で、新潟燕市の永井直大(なお)さん(11)=燕西小学校5年=が優勝し、王者に輝いた。この大会での新潟勢の優勝は2人目。

キックボクシングで国内王者になった永井直大さん
キックボクシングで国内王者になった永井直大さん

試合は全国から選抜された4人によるトーナメントで行われた。1ラウンド1分30秒で準決勝は2ラウンド、決勝は3ラウンド。いずれもジャッジは3-0で危なげなく快勝した。

格闘技ファンの自営業永井大介さん(38)の長男。直大さんは、キックボクシングの試合を見て「僕も強くなりたいと思った」。2021年、3年生のときから格闘技を中心とした総合型スポーツジム「SPORTS DOJO KAGAYAKI」(伊達皇輝代表・新潟県燕市吉田法花堂)に友だと一緒にキックボクシングを始めた。

一昨年の新潟県Jrキックボクシング大会で優勝。昨年はインフルエンザにかかって出場できなかったが、これまでの実績から今回の大会の出場権を得た。

「SPORTS DOJO KAGAYAKI」で練習する永井直大さん
「SPORTS DOJO KAGAYAKI」で練習する永井直大さん

父にミット打ちの相手をしてもらい、「何カ月か前にこの大会に出ると決まって、ジムと家で 練習に頑張った」と直大さん。「これで優勝して本当にうれしい。練習の苦労が報われた。努力すれば成果が出ると思った」と厳しい表情のまま話す。

「おとなになったらプロの選手になって王者になりたい」と将来の夢は明確。そのためにも「まだまだ試合に出て優勝して実績を重ねたい」と力を込めた。

ジム代表の伊達皇輝さん(48)は、直大さんについて「動きもパンチも速い。相手の動きを良く見ていて、センスがある」と高く評価。「自分が練習したことを試合で発揮できるタイプ」と気持ちの強さにも期待している。

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