栃尾美術館「日本美術刀剣保存協会長岡支部会員愛刀展 日本刀の美V」 三条の栗原信秀、田斎道行も

(2024.5.4)

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長岡市栃尾美術館(新潟県長岡市上の原町)は4月27日から6月23日まで「日本美術刀剣保存協会長岡支部会員愛刀展 日本刀の美V」を開き、日本美術刀剣保存協会長岡支部(佐藤元彦支部長・会員約40人)が所蔵する日本刀などのコレクションを展示している。

長岡市栃尾美術館で開かれている「日本美術刀剣保存協会長岡支部会員愛刀展 日本刀の美V」
長岡市栃尾美術館で開かれている「日本美術刀剣保存協会長岡支部会員愛刀展 日本刀の美V」

長岡支部は1959年創立。2012年に公益財団法人日本美術刀剣保存協会の協力団体として再スタートしている。栃尾美術館では毎年、10点ほどの展示を行っているが4年に1度、会員が愛刀を持ち寄って愛刀展を開き、今回で5回目になる。

刀剣45点をはじめ、脇差しや短刀、やり、軍刀、鉄砲、具足、刀装具など合わせて106点を展示している。

栗原信秀の刀
栗原信秀の刀

刀剣は上杉家伝来とされる800年前の鎌倉初期のものからある。県内の刀工でも三条出身の栗原信秀の刀が4点、長岡藩お抱えの藤原兼宗の2点、また会津の和泉守兼定1点もある。

さらに現代の刀工、人間国宝の天田昭次さん、新潟市出身の大野義光さんとその流れをくむ三条市の田斎行道さんの作品がある。近年の刀剣ブームを生み出したゲーム「刀剣乱舞」に登場する堀川国広の刀もあり、これを見たいがために会場を訪れる若い女性もいる。

三条市の田斎さんの作品
三条市の田斎さんの作品

栃尾地域のコレクターから借りた9点の短刀を本邦初公開。長岡市立科学博物館が保存する長岡市和島地域で約100年前に長岡市和島で出土した県有形文化財考古資料に指定されている「毛抜形(けぬきがた)太刀」とそのレプリカも初めて展示され、今回を逃すと次はいつ見られるかわからないと言う。

会期中のイベントでギャラリートークと講座を行い、長岡支部会員などが講師となって初心者にもわかりやすく毎回違うテーマで解説する。いずれも午後2時から30分〜1時間ていど行う。「日本刀ができるまで」は田斎さん、「幕末から明治維新後の栗原信秀」は三条市の外山登さんが講師を務める。

月曜休館だが、6日は開館して翌7日に休館。開館は午前9時半から午後5時まで、発券は4時半まで。一般500円、高・大学生250円、中学生以下無料。問い合わせは長岡市栃尾美術館(0258-53-6300)。今後のイベントの日程は次の通り。

県有形文化財考古資料に指定されている毛抜形太刀も
県有形文化財考古資料に指定されている毛抜形太刀も
  • 5/12(日)講座:日本刀ができるまで
  • 5/19(日)講座:幕末から明治維新後の栗原信秀
  • 5/26(日)講座:初めて学ぶ日本刀の拵
  • 6/2(日)ギャラリートーク:展示解説
  • 6/9(日)ギャラリートーク:和島・城之丘遺跡出土、毛抜形太刀について
  • 6/16(日)講座:日本刀ができるまで
長岡市栃尾美術館
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