新潟県燕三条地域の名だたる工場を開放してものづくり現場を体感するオープンファクトリーイベント「燕三条 工場の祭典」が3日開幕した。ことしは昨年の87社を大きく上回る109社が参加して、新型ウイルス禍から完全復活。燕、三条の両商工会議所青年部ががっちりとタッグを組んで6日まで、燕三条のものづくりの魅力を発信する4日間となる。
開け!工場で熊倉シャーリングの工場のシャッターを開ける
3日朝、燕商工会議所青年部の熊倉正人会長が経営する燕市・熊倉シャーリング有限会社で開会式を行い、関係者らでテープカットのあと恒例で安達拓未実行委員長、小野塚雄也三条商工会議所青年部会長、熊倉燕商工会議所青年部会長、燕、三条の亮市長で「開け、工場!」のかけ声とともに工場のシャッターを開いて工場の祭典をスタートした。
安達実行委員長は工場の祭典のキービジュアルに合わせて髪を7色に染めて気合い十分。「ことしは今までにない史料館も参加し、地元の歴史、文化から今のものづくり、なんでこの工場のまちができあがっているのかも注目して見てもらえると楽しいと思う」と話した。
また、「燕三条は小規模分業制が特徴。それぞれの会社の哲学をもって単加工だけをやってるところがいっぱいあるのに、作れれないものはないと言われるように多種多様な加工をこの地域で完結できる。最終製品まで全部つくれるのが魅力だと思う」とアピールし、来場に期待していた。