新潟県燕市とプロ野球・東京ヤクルトスワローズとの連携交流事業のひとつ「スワローズ・ライスファームプロジェクト」の田植えが3日、燕市役所となりの田んぼで行われ、元スワローズの坂口智隆さん(40)とスワローズのマスコットキャラクター「つばみ」が来燕した。
スワローズの応援と地域の人やファン同士の交流を図ろうと2012年から毎年行い、ことしで14年目。毎年、元スワローズの選手などを招いて田植えと稲刈りのイベントが行われている。
坂口さんはこのプロジェクトに初参加。2002年に大阪近鉄バッファローズに入団してプロデビューし、16年から22年までスワローズで活躍した。11年には最多安打のタイトルを獲得、ゴールデングラブ賞を4度受賞し、今は火の国サラマンダーズで臨時コーチを務めている。
つばみは毎回のように参加していた先輩の「つば九郎」の担当者がことし2月に亡くなったこともあっての抜てきだ。
坂口さんは新幹線で燕三条駅を乗り過ごして新潟駅まで行ってしまったことを話して笑わせ、初めての田植えも楽しんだ。つばみは、つば九郎のフリップ芸とまではいかないが「腰痛注意」と書いたフリップを披露して笑いをとっていた。
田植えは県内43人、県外14人の57人が参加したほかに見学の人も訪れた。絶好の青空の下で、田植え初体験の坂口さんと一緒に田植えを楽しんだ。田植えのあとは坂口さんによるトークショーも行われた。