昨年に続いて新潟県燕市国上の放置竹林のタケノコでメンマを作るSDGs事業が始まった。地元の「道の駅 SORAIRO 国上」(林美樹駅長)や県立分水高校のボランティア部による取り組みで、6日はタケノコ掘りを行った。
国上山のふもとの竹林でタケノコを堀り、加工して塩漬けにしてメンマを作る。「道の駅 SORAIRO 国上」と分水高校の文化祭で販売して好評だったことからことしも行うことにした。
7日のタケノコ掘りには、ボランティア部の13人をはじめ、道の駅職員や地元団体などから二十数人が参加。くわででタケノコを掘ったあと、皮をむいて軽トラックに積み込んだ。
ことしはタケノコが不作の裏年で生育も遅れているようで、とったタケノコは昨年より少なく数十本にとどまったため、翌週も掘ることにした。
部員は「みんなで協力しながら作業できて楽しかった」、「掘るのは力がすごく必要で難しかった」と充実感を味わっていた。
引率した教諭は、昨年の取り組みは「メンマがおいしくてとても評判がよかった。文化祭ではすぐに売り切れそうで皆さん遠慮して買っていた」と振り返った。
「わたしたちだけではとてもできない、とてもいい体験だと思う。取り組みで、入ったばかりの1年生を含め、学年を越えて会話をする機会も与えていただいた」と感謝していた。
このあと掘ったタケノコを分水高校へ持ち帰り、カットしてゆで、塩漬けにした。あとは発酵して完成するのを待つだけだ。