世界初「ごんぼっぱアイス」完成を三条商高商業クラブが三条市長に報告 (2025.5.14)

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新潟県立三条商業高校の商業クラブは12日、世界初のふれこみで三条市下田地区に伝わる「ごんぼっ葉」を使った笹(ささ)団子にちなんだ「ごんぼっぱアイス」の完成を滝沢亮三条市長に報告し、試食してもらった。

三条商業高校商業クラブが開発した「ごんぼっぱアイス」
三条商業高校商業クラブが開発した「ごんぼっぱアイス」

商業クラブは、地元の伝統や文化を学習して地元の良さの再発見を目指す生徒有志のクラブ。2年前から生産者に正当な報酬を支払って環境や社会に配慮した取り引きを推進する取り組み「フェアトレード」の商品を広げる活動を行っている。

昨年はインド産フェアトレードの砂糖を使った笹団子アイスを商品開発して販売した。こうした取り組みで、昨年12月に開かれた県内の中高生が異文化や国際問題について発表する「国際理解教育プレゼンテーションコンテスト」で高校生部門の最優秀賞を受賞している。

下田地区特有のごんばっ葉の笹団子のごんぼっ葉だけを使う

笹団子について調査するなかで、下田地区には、ヨモギの代わりにごんぼっ葉を使った笹団子があることを知った。笹団子は、ヨモギ団子をササの葉でくるみ、スゲやイグサのひもで結んで蒸したりゆでたりして作るが、県内でもほぼ下田地区だけが、ごんぼっ葉を使う。

「ごんぼっぱアイス」を試食する滝沢市長
「ごんぼっぱアイス」を試食する滝沢市長

ごんぼっ葉は、多年草のオヤマボクチの葉の地元での呼び名。うちわほどもある大きな緑の葉だ。そこであんこも使わず、ごんぼっ葉だけのアイスクリームを作ることに。製造をジェラートを製造販売する「ジェラテリア ココ」(三条市)に委託して、完成させた。

カップに入って販売価格は税込み300円。ごんぼっ葉を使う量を変えて試作を繰り返して完成させた。

色は薄い緑で、味はピスタチオのアイスクリームにそっくりで、ピスタチオと言われれば疑う人はほとんどいないと思うほど似ている。ただ、食べたあとの香りはピスタチオのよりやや青くささが強いかなというていどで、文句なしにおいしい。

滝沢市長を訪問した生徒
滝沢市長を訪問した生徒


12日は6人の生徒が市役所を訪問して滝沢市長と一緒に試食した。滝沢市長は「最初、口に入れた時はすぐには分からない、あれ、普通のアイスかなっと思ったけど、あとからこう香りと味がきて。ごんぼっ葉の笹団子とヨモギの笹団子の違いと一緒で、来るんだけれども主張しすぎない。ちょうどいいあんばいに収まっている」と太鼓判を押した。

18日に「道の駅 漢学の里 しただ」、25日に「ただいまーと」で生徒が対面販売

18日(日)午前10時から午後1時まで下田地区の「道の駅 漢学の里 しただ」に生徒が出向いて対面販売し、25日(日)には「ジェラテリア ココ」の店舗があるJAにいがた南蒲農産物直売所「ただいまーと」でも対面販売を行う。

15日(木)から下田地区森町地内の「ヒメサユリの小径(こみち)」で「ヒメサユリ祭り」が始まるので、そこでポスターを張ってもらったりちらしを置いてもらったりして、ヒメサユリの小径でトレッキングを楽しんだ人に対する販売促進活動も提案した。

滝沢市長と記念写真
滝沢市長と記念写真

このあとも、三条マルシェや燕三条地域の企業の魅力を発信する見本市「ツバメサンジョウデイ」への参加などを計画。さらにアイスクリーム用スプーンとセットにして三条市のふるさと納税の返礼品への採用も目指している。

パッケージのふたは、商業クラブ代表の3年生佐藤楓花(ふうか)さん(17)=燕市=がデザインした。佐藤さんは、国際交流プレゼンテーションのときからアイスを作るのは決まっていて、そこから準備を進めてきて今月ようやく販売できるところまで行けてとてもうれしい」と喜び、「生徒のなかでもフェアトレードを知らない人たちがすごいいっぱいいるので、校内販売でごんぱっぱアイスを販売したりPRできたらいい」と話していた。


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