17日(土)に宵宮祭、18日(日)に大祭の戸隠神社(星野和彦宮司・新潟県燕市宮町)の春季大祭を華やかに彩る2つの万灯のうち、横町万灯保存会は、5日から毎晩、旧第一生命ビル1階の駐車場で全体練習を行っており、16日が最終日だ。
戸隠神社の春祭りは、山車(だし)の万灯を引いて氏子町内を門付けに回り、木やりに続いて伊勢音頭にあわせて踊り子が踊る。踊り子は小学校1年生から6年生まで、人数は12人と決まっている。
毎年、総代が交代しており、ことしの総代は会社社長相場弘介さん(50)。6、7年前に家を新築したとき、関係者のために玄関に入って土足のまま使える通称「万灯トイレ」を作ったほどのお祭り男だ。
総代を経験して「責任の重さもそうだが、大先輩が築き上げてきた歴史、地域の皆さんの協力を感じた。今までの歴史を次につなげたいし、あとは町内が元気になるような地域の皆さんへの恩返しができるような万灯にしたい」と思いを話している。
本番ではもうひとつの万灯、木場小路万灯組とともに春祭りを盛り上げる。