猛暑のなかで加茂祭りの御神幸行列 別名「乳母祭り」で初めて中学生も参加 (2025.5.22)

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726年(神亀3)に創建された新潟県加茂市の式内社、青海神社(古川修宮司)の春季例大祭、通称「加茂まつり」で21日、大祭の神事に続き御神幸(ごしんこう)行列が行われた。青海神社とあわせてまつられた賀茂神社、賀茂御祖神社の3社のそれぞれ御霊を移したみこしが氏子町内を渡御し、五穀豊穣や無謀息災、厄除け、地域の平安などを願った。

御神幸行列
御神幸行列

午前に大祭を行い、午後から降神の儀を行ってから御神幸行列が出発した。先供にてんぐの猿田彦に「てーんぐ、てんぐ」と歌いながら小旗を持って歩く子どもたちが続いた。

ことしは、初めて加茂中学校の2、3年生37人が紫のはっぴを着て行列に加わった。この日、学校は午前放課。中学生のために役割を設けた。

御神幸行列

三社それぞれの名前を白抜きした紫の旗を各社5本ずつ新調した。その旗を持つのが中学生で、それぞれのみこしの前を歩いた。

ほかにもさい銭を入れてもらうざるを運んだり、行列の子どもたちを整理したりといった役割を担当。「幼稚園のときに稚児行列に参加したことがある。久しぶりで楽しい」と話す生徒もいた。

初めて参加の中学生が新調した紫の旗を持ってみこしを先導
初めて参加の中学生が新調した紫の旗を持ってみこしを先導

また、生後1年くらいまでの赤ちゃんをおんぶした若いお母さんが、赤ちゃんに豪華絢爛な産衣をかけて行列に加わるのが特徴。「乳母祭」とも呼ばれる。

青海神社の古伝では、越後の名将上杉謙信が1530年(享禄3)正月に三条城に生まれ、母は長岡栖吉城主肥前守長尾顎吉の娘で虎御前。たまたま三条城にいたが懐妊と知り、加茂明神(青海神社の通称)に祈願を込め、自分自身も月参りをして安産を祈ったのが由来とされる。

宮司代理から宮司と初めての加茂祭りを迎えた古川宮司
宮司代理から宮司と初めての加茂祭りを迎えた古川宮司

加茂祭りは厳しい暑さに見舞われるイメージが強く、ことしも県内各地で真夏日となる猛暑となった。21組の親子が参加し、これもわが子の健やかな成長を願うためと、日傘を差して熱中症に気遣いながら歩いていた。

降神の儀
降神の儀

みこしが加茂山を下る
みこしが加茂山を下る

加茂祭り

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