新潟県燕市吉田地区にある吉田天満宮(吉田下町)で24日宵宮祭、25日大祭が行われている。露店が多いことで知られる祭りだが、ことしは昨年の146店を大きく上回る182店が出店。宵宮はあいにくの雨降りだったが、子どもたちを中心ににぎわった。
吉田天満宮は、吉田地区の大地主だった今井家の当主が、譲り受けた天神像を屋敷内に祭ったのが始まりでその後、今の屋敷の向かい50メートルほど先に社殿を建てて移した。
25日は「天神さんの日」の縁日で毎年、5月25日大祭、前夜に宵宮祭を行っている。みこし渡御など目立った行事はないものの、今井家の前の通りに数多くの露店が並ぶのが特徴。ことしは昨年の3割増し近い182店が並んだ。
宵宮は弱い雨が降るあいにくの天気で、人出はやや少なめだったが、最寄りの吉田駅は弥彦線と越後線が乗り入れていることもあって電車で訪れる近隣の高校生も多く、相変わらずのにぎわいだった。
境内の舞台では奉納演芸大会が開かれ、宵宮はカラオケのほかに吉田龍神太鼓やつばめ商工会女性部によるカラオケとダンスでも盛り上げた。
また、吉田ふれあいセンターでは2日間とも吉田天満宮祭礼奉賛池坊展が開かれており、吉田地区の17人の作品を展示している。25日の展示は午前9時半から午後5時まで。