ものづくりのまちで知られる新潟県燕三条地域の名だたる工場を開放する「燕三条 工場の祭典」は、史上最多の132社が参加する。
2013年に始まったオープンファクトリーイベント。ことしは10月2日(木)から5日(日)までの4日間にわたって開かれる。
参加企業は130社を目指したが、それを上回る132社が参加。昨年の109社の19%増。また、初参加が4分の1の34社を占める。
昨年の来場者は38,592人で、燕三条21.5%、県内37.9%、県外38.9%、海外1.7%の内訳だった。ことしは42,000人を目指す。
5つの分科会を設置して本番に向けて取り組む。ことしはPRイベントに特化した新しい分科会「つたえる分科会」を設けた。
国内外でポップアップ出展して国内外のファンを増やし、インバウンド(訪日客)を呼び込む。7月から8月にかけて東京・麻布台ヒルズ、9月に関西圏で燕三条フェアを開き、祭典直前に県内観光拠点で燕三条をPRする。
今年度中にEUで燕三条のものづくりをPRし、来年3月に台湾で燕三条貿易振興会のPRイベント「之間(のま」)に出展する。
ことしも燕商工会議所と三条商工会議所のそれぞれ青年部で実行委員会を組織して主催する。4日開かれた第1回参加企業会議で、秋元哲平実行委員長は参加工場が過去最多となったことを喜び、「来場者も参加工場も去年よりもいい、より熱い4日間になるように実行委員会はいろいろな準備をしている」と話した。
「来場者に見る、体験する工場のファンになっていただき、燕三条のファンになり、より燕三条が大好きだというファンがしっかりつくれればいい。参加工場はこの4日間だけでなく、自社商品のPRの場、ほかの工場と交流する場、新たなブランディングをつくる場などを用意している」と祭典期間中だけにとどまらない成果に期待した。