新潟県三条市の嵐南小学校と第一中学校に給食を届けている嵐南小学校給食調理場は4日、調理中に異物混入の混入の可能性があったため、給食献立の一部をとりやめたが、その後の調査で給食に異物が混入していないかったことがわかり、5日から通常の献立に戻した。
4日、調理場の野菜を切るフードスライサーを使用後、洗浄作業を行っていたところ刃に長さ2ミリほどの銀色の金属片のようなものが付着しているがわかった。
フードスライサーは調理前や調理中にも異物などの存在を確認しているが、その確認作業では異物は見つからなかった。しかし、給食への異物混入の可能性が捨てきれなかったため、調理にフードスライサーを使った「カミカミ丼の具」と「たくあん和え」の献立を取りやめ、給食にはご飯、みそ汁、牛乳だけを提供した。
その後、調査を行ったところ、4日夕方までに異物は経年劣化による炊飯器の一部で、それが洗浄作業のときに付着したものとわかった。異物混入の可能性はなかったことが確認できた。
調査でフードスライサーの刃を素人が外したので、専門業者にあらためて取り付けてもらうことにした。それまでフードスライサーは使わないが、5日の給食はフードスライサーを使わずに予定通りの献立を提供した。
三条市教育委員会は5日、嵐南小と第一中の児童生徒の保護者に対してこれらの経緯とおわびの内容のメール送信し、6日にもあらためて文書を出す。