夏の参院選新潟選挙区(改選数1)に自民党公認候補として立候補する新人、シドニー五輪銀メダリストの中村真衣氏(45)を囲む会が15日、燕三条ワシントンホテルで開かれた。各支部の支援者など約200人が出席し、中村氏の政界進出への思いを聞き、支援を誓った。
主催者や来賓に続いて中村氏があいさつした。恒例で「まい進マイまいコール」も行った。あいさつの概要は次の通り。
中村氏はまず大勢の出席にや感謝し、ポスター張りやリーフレット配布など地道な活動を支えてきた地域の支援者に謝意を示した。
長岡市出身の中村氏は、4歳で水泳を始め、27歳で現役を引退。その後18年間は、新潟県を中心に全国で水泳教室や講演会を行ってきた。
地元長岡市では「中村真衣カップ」という水泳大会を主催してきたが、参院選出馬もあり、今後は「マイドリームカップ」に名称を変更した。ことし大会には県内外から1000人もの子どもたちが参加するなど、大きな大会に成長した。
2度の五輪出場経験で、県民からの応援に感謝の気持ちを常に抱いてきた。東日本大震災や中越地震、中越沖地震を経験し、ボランティア活動を通して「スポーツだけでは限界がある。地域を守るには国の力、行政の力、そして政治の力が必要だ」と痛感したことが政治を志すきっかけになった。
子どもたちを取り巻く環境にも言及。自身の経験から親の収入格差による子どもの経験格差をなくし、あらゆる子どもたちが多様な経験を通じて成長できる環境を整えたい。
昨年7月に参院選への立候補を決意し、自民党の公認も得た。10月の衆院選を経てことしに入ってから本格的に活動を開始した。
新潟県が抱える課題は数多く、最近では物価高騰や米価の問題など、多岐にわたる課題がある。なかでも最近は物価高騰対策と所得向上は喫緊の課題で、米どころ新潟の農業と米を守る重要性を強調。自身が2度の震災を経験していることから、防災・減災、国土強靭化にも力を入れるべきだ。
女性や若者、スポーツに携わってきた経験から、女性の声、子どもたちの声、若者の声を国に届け、形にしていきたい。自身は氷河期世代で、「失われた30年」の現状を変え、あらゆる世代があらゆる可能性に挑戦できる社会を築きたい。
夏の参院選は7月20日の可能性が高く、残り1カ月余り。自民党に逆風が吹いているが、現職を含め女性3人の立候補が予想されている。その厳しい状況でも「新人らしく最後の最後までまで戦い抜けるように、新人らしくここ新潟に新しい風を吹かせられるように精いっぱいまい進する」と述べ、力強い支援と協力を呼びかけた。
自身がバレーボールで全国大会に出場した経験から、地域への恩返しと燕市への深い愛情を語り、市議、県議として地域発展に尽力してきたことにふれた。中村氏については、シドニー五輪銀メダリストとしての偉業を称え、その精神力と人間性を高く評価。中村氏の当選への強い期待を表明し、参加者一人ひとりの支援が選挙の勝利につながると訴えた。
中村氏の優しい言葉で語りかけ、新潟を引っ張っていく存在として期待した。参加者に対し、友人や知人にも中村氏への支援を広げるよう呼びかけました。
中村氏が参院選に向けて活動を開始してから半年間、中村氏を支援してきたことを話した。政治資金問題で有権者に謝罪しつつ、与党として真摯に問題解決に取り組む姿勢を示した。
そんな状況のなかで新潟再生のために中村氏が立候補したことに敬意を表し、その謙虚で誠実な活動が共感を呼んでいると紹介した。
スポーツ選手が政治家になることへの批判に対し、多様な経験をもつ人材が政治に携わることの重要性を強調。中村氏が国政で活躍することを確信していると述べ、自身も中村氏の当選に向け全力で支援すると約束した。
過去に中村氏と数回、話したことにふれ、中村氏が新潟のことだけでなく、子どもたちの居場所づくりにも熱心に取り組んでいる点に感銘を受けたことを話した。
中村氏を単なるアスリートではなく、地域と子どもたちの未来を考えることができ、国政に出のは適任。中村氏の新たな魅力を感じ取ってほしいと求め、中村氏の目指す目標が達成されるよう、囲む会が大きなきっかけとなることを願った。
自身がテレビ局に勤務した経験から、中村氏が水泳選手として日本選手権優勝や五輪出場を果たした活躍を振り返り、当時から注目していたと述べた。
燕市と弥彦村は高いポテンシャルがあり、もっと成長して行くに中村氏の推進力が必要だと強調。中村氏の常に笑顔で周囲を包み込む人柄を称賛し、新潟と日本を牽引する存在になることを期待するとともに、SNSでの積極的な情報発信を勧め、中村氏の知名度向上への協力を呼びかけた。
厳しい衆院選の結果を受けて自民党が生まれ変わる必要性がある。中村氏が世界を相手に戦ってきたアスリートであるからこそ、国政への挑戦にふさわしいと期待。子どもたちが新潟の希望であると述べた。
中村氏を国政に押し上げ、新しい自民党の未来のために活躍してもらうよう支援を呼びかけた。中村氏の人柄が共感を呼んでいることを実感し、一人ひとりの地道な努力が勝利につながると訴えた。
夫の選挙活動の経験から、中村氏が多くの人々に直接、会って知ってもらうために尽力していることへの理解を示しました。中村氏の体はひとつなので、参加者一人ひとりが中村氏に会った経験を多くの人に伝え、支援の輪を広げるよう呼びかけ、夫と共に中村氏を支え、最後までともに戦う決意を表明した。
与党の立場で国会議員が活動することの重要性を強調。米の問題など、新潟の抱える課題に対応できる国会議員が必要であるとし、中村氏がそれができる人物であると確信していると述べた。
選挙が7月20日と言われ、あと35日しかないと強調。参加者に1日に1人でもいいので、中村氏への支援を広げるよう呼びかけ、全力での活動を求めた。