真宗大谷派三条別院(新潟県三条市本町2丁目1-572)で21日(土)、22日(日)の2日間、毎年恒例の「御坊市(ごぼういち)」が開かれ、クラフト、手芸、雑貨、飲食などを扱う84のおしゃれな店が集まる。
それまで開かれていた「別院フォーラム」を大幅にリニューアルして2012年に始まった御坊市。真宗大谷派新潟教区若者仏教会(本間正紹会長)が実行委員会(村山尚秀委員長)を組織して主催。2日間とも午前10時から午後4時まで開く。
ことしも県内各地から本堂に物品販売48店、旧御堂に飲食販売29店、本堂裏に体験・展示など7店が出店。2日間とも午前10時から午後4時まで開く。
三条別院イベントとして、三条別院ツアー、説教部屋、お坊さんと念珠づくり、子ども用品チャリティー販売会、御坊市こども探検隊、ほかに授乳室兼おむつ替え部屋、飲食スペースも設ける。
三条別院ツアーは参加無料で2日間とも午前10時20分と午後2時20分の2回行い、僧りょが三条別院をガイドする。説教部屋も参加無料で「仏教徒は何か」をテーマに2日間とも午前11時と午後3時の2回、僧りょが説教を行う。お坊さんと念珠づくりは参加費300円で自分で好きな色を組み合わせて念珠を作ることができる。
来場者には買い物の前に本尊に向かっておまいりするよう求めている。もっと会場が寺である意味を感じたいという声が来場者からも関係者からもあったことから、今回は2日間とも午後1時から約20人の僧りょで仏教の教えや仏の徳を賛美する韻文、伽陀(かだ)や阿弥陀経の読経を行う。
開幕前日の20日は、出店の準備が始まる本堂で読経の声を合わせようと読経の練習も行っていた。
御坊市は、多い年は7,000人もの来場者があり、昨年は雨に見舞われて少なめだった。22日は天気は下り坂だ、まずまずの天気となりそうで、大勢の来場を呼びかけている。会場内に駐車場はなく、中央パーキングや三条鍛冶道場駐車場を利用する。