給排水・衛生設備工事の(有)アイ・エヌ設備(資本金300万円、長岡市東蔵王)は、6月12日に新潟地裁長岡支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は2023年11月期末時点で約3800万円。
帝国データバンク長岡支店の調べでは、同社は、2002年3月に設立され、給排水・衛生設備工事などを手がける。地元長岡市と近郊の建設業者からの下請工事、民間元請工事を主体に事業を展開していた。
しかし、工事量が伸び悩み、限定された営業エリアでの小規模経営のため業況は低調に推移し、判明する2023年11月期の年売上高は約5800万円にとどまり、厳しい収益状況を余儀なくされていた。
このようななか、先行きの見通しが立たないことから営業続行を断念、今回の措置となった。