ことし秋に行われる燕市長選に、燕市議で新人の佐野大輔氏(41)が無所属で立候補の意向を固めた。「稼ぐ燕市」、「育てる燕市」、「燕はひとつ」を政策の柱に若者の政治参加を目指す。30日に記者会見を行って正式に出馬表明する。
三条高校、東海大学教養学部を卒業し、燕中学校の臨時職員となり、燕中学校剣道部コーチとして全国大会の女子団体戦優勝に貢献した。
2009年から10年間、燕市役所に勤務したあと、民間企業勤務、創業支援やブランディングを手がける会社を立ち上げ、燕商工会議所青年部にも所属する。
2022年に燕市議選に初めて立候補し、てトップ当選した。会派は「新風みらい」に所属する。
今回の決断について佐野氏は、市議としての仕事に大きなやりがいを感じつつも、現在の燕市が抱えるさまざまな課題に対し、よりスピード感を持って対応するためには、市長という立場でできることがあると考えた。
市議の任期途中での立候補には批判も覚悟しているが、誠意をもって説明していく。ただ、市職員として10年間の勤務経験があり、「市政に携わっていたという面では、もう10年以上はかかわってきているという認識」と言う。
後援会長に大倉龍司氏、選対本部長に山後隼人氏、事務局長に渡辺真奈美氏が就く。
今回の市長選は鈴木力市長の任期途中での辞職を表明したのに伴って行われる。先に新人で会社役員の坂井大志氏(45)が立候補を表明。ほかにも立候補の動きがある。