貸衣しょう業の(株)貸衣装タカラ(資本金1000万円、魚沼市十日町)は、6月30日に事業を停止し、同日付けで新潟地裁長岡支部に自己破産を申請した。負債は約3億円。
帝国データバンク長岡支店の調べでは、同社は、1977年1月創業、84年1月に法人改組された貸衣しょう業者。中越エリアに4店舗を有し、一般顧客を中心に冠婚葬祭用の貸衣しょうを手がけ、2019年12月期には年売上高約2億3700万円を計上していた。
しかし、ブライダル需要の落ち込みや少子化の影響による成人式、七五三などのイベント需要の低迷を背景に受注動向は厳しさを増し、事業規模は縮小。24年12月期の年売上高は約1億4000万円に落ち込んでいた。
このようななか、先行きの見通しが立たないことから、事業継続を断念し今回の事態となった。