9月6日にグランドオープンする新潟県燕市の屋内こども遊戯施設「うさぎもちハレラテつばめ」の竣工式が7月27日行われ、関係者でテープカットし、内覧会も開かれた。
鈴木力市長は式辞で、2021年12月に基本構想を策定して整備を始めてから4年をへて竣工式を迎えたと振り返った。燕は「子育てするなら燕市で」をスローガンに充実した子育て支援事業を実施しており、この施設は事業の目玉。建設費は、クラウドファンディング型ふるさと納税や国からの交付金でまかなった。
施設の管理運営にあたっては類似施設の運営経験のある団体に委託し、燕市初のネーミングライツも実施した。
「障がいのある子もない子もともに楽しめ、子どもたちがそれぞれの個性を尊重し、交流を通して互いを尊重、理解し合えるインクルーシブな遊び場。子どもたちが体を動かして遊ぶなかで、身体能力を発達させ、想像力を伸ばし、さらに社会性を育むこともできる。燕市の未来を担う子どもたちが、ここでたくさん遊び、たくさんの思い出に残る経験をし、未来の可能性を最大限に広げてくれることを願う」と述べた。
この施設は大曲地内、燕市体育センター向かいに位置し、燕市交通公園、燕市児童研修館「こどもの森」があり、子どもの遊びや学びを一体的に支えるエリアとなる。
施設は敷地面積約1万平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で屋根は木造の地上2階建て。延べ床面積約1500平方メートル、駐車場は約1300平方メートルで車235台と17台分の駐輪場がある。
造事業費は約24億円。財源はふるさと納税約18億円、デジタル田園都市国家構想交付金約5.5億円、地方債約0.3億円で、市の持ち出しはわずかだ。
このあと午後2時から5時まで一般向けの内覧会が開かれる。