新潟県燕市が9月6日にグランドオープンする新しい屋内こども遊戯施設「うさぎもちハレラテつばめ」(燕市大曲)。7月27日はその竣工式のあと内覧会が開かれ、天候に左右されずに子どもたちがのびのびと遊べる施設が公開された。
9月6日にグランドオープンの新潟県燕市の屋内こども遊戯施設「うさぎもちハレラテつばめ」で7月27日、竣工式に続いて関係者向けの内覧会が開かれた。
日本海側の燕市は冬の雪や雨で日照時間が少なく、子どもたちが屋外で遊べる機会が限られている。燕市が実施したアンケート調査でも、市民から屋内型の遊び場を望む声が数多く寄せられた。
この市民のニーズに応え、「子育てするなら燕市で」と掲げて充実した子育て支援事業として整備した。
誰もが主役になれるインクルーシブな遊び場を目指した。愛称は公募し、2006件の応募から選んだ。「晴れ(ハレ)」と燕市の方言の「らて」を組み合わせ、「ここに来ればいつでも晴れている」という願いが込められている。
燕市初のネーミングライツ募集を行い、市内に本社を置く株式会社きむら食品がネーミングライツパートナーとなり、「うさぎもち」を冠した。
利用料金は子ども400円、おとな300円だが、燕市在住者は子どももおとなも無料になる。
施設は敷地面積約1万平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で屋根は木造の地上2階建て。延べ床面積約1500平方メートル、駐車場は約1300平方メートルで車235台と17台分の駐輪場がある。
1階はいずれも円形の「よちよちひろば」、「すくすくひろば」、「わいわいひろば」の3つのエリアに分かれる。「よちよちひろば」はクッションブロックなどを柔らかい素材の遊具で子どもとおとなが一緒に遊べる。
「すくすくひろば」はロープのぼりや滑り台など子どもに寄り添いながら安心して遊べる。「わいわいひろば」はクライミングやエアトランポリンなど子どもがチャレンジしたくなる遊具を備える。
2階は回遊できる通路があり、「すくすくひろば」と「わいわいひろば」の頭上はネット遊具になっている。「わいわいひろば」にはあとで「つばめっ子かるた」を張り付けたエア遊具を追加する。
館内放送や入場ゲートが発する音声は、「サザエさん」の今のフグ田マスオさんや「キン肉マン」のテリーマンの声で知られる燕市PR大使の声優、田中秀幸さんに依頼した。ほかにもさまざまな趣向やアイデアが凝らしてある。
このあとは募集1日で定員に達したが8月6日にPR動画撮影会、8月21日から31日までプレオープンのテストラン、そして9月6日にオープニングセレモニーを行ってグランドオープンとなる。