3人制バスケットボール(3x3)の国内リーグ「3XS(トライクロス)」に今季から参戦している「SANJO BEATERS(三条ビーターズ)」が拠点とする新潟県三条市では初めての公式戦が19日、20日の2日間、「スポーツセンターはやぶさ」で開かれ、2日間で600人以上が来場して熱気に包まれた。
三条ビーターズは、「NPOソーシャルファームさんじょう」が「半農半バスケ」をコンセプトに2019年に設立した3人制プロバスケットボールチーム。当初は男子チームだけでプレミアリーグ(3x3 EXE PREMIER)に参戦し、23年に発足した女子チームも参戦。加えて22年に発足した3XSにも今季から男女とも参戦し、国内各地を転戦している。
スポーツの力で地域を盛り上げ、社会貢献を果たす「ソーシャルイノベーション」を体現するチームとして、地域に根差した活動を続けている。そうした活動を地元にPRし、3人制バスケを盛り上げて行こうと今回、公式戦の開催地に手をあげて実現した。
19日は女子9チーム、20日は男子8チームが出場。女子は予選で2試合とも敗れて決勝へ進めず、男子も予選2勝1敗で3チームが並んだが、得失点差で残念ながら決勝進出を逃した。
19日は252人、20日は374人の2日間で626人が来場。三条ビートチアキッズもチアで会場を盛り上げた。NPOソーシャルファームさんじょうの柴山昌彦理事長は「来季移行も三条市で公式戦を開催できるように努めたい」と話していた。