1日の新潟県三条市は38.1度まで気温が上がり、7月16日と並ぶこの夏最高を記録した。
明け方の最低気温は23.4度で熱帯夜にはならなかった。午前8時までに30度を超え、その後は1時間に1度ほどのペースでゆっくり上がった。
正午を過ぎるとまもなく頭打ちになる日が多いが、午後からもじわじわと上がり続け、午後2時38分に最高の38.1度を記録した。
1日も午後から北寄りの風が強まり、まるで熱風。日差しもじりじりするほど強く酷暑だった。
1日は七十二候で「大雨時行(たいうときどきふる)」 。盛夏のなか、積乱雲が発達して夕立や集中豪雨の激しい雨が時折、降ることを意味するが、この夏は記録的な少雨で渇水が深刻になっている。
三条市でも7月の月降水量はわずか7.5ミリで、これまで最少だった2018年の30.5ミリを大きく下回る観測史上最少となった。
農水省は31日、渇水・高温対策本部を設置し、三条市も農業者に対し渇水対策の補助金支援を発表している。せめて夕立でもほしい高温少雨が続いている。
伊豆諸島北部に近づいていている台風9号が北上して雨をもたらしてくれる可能性もあった。しかしこれから進行方向を北東に変えて日本から離れていく予想で、このあとも雨は期待できなさそうだ。
ただ、2日の新潟の予報は晴れ時々くもりで予想最高気温34度と青空と猛暑が続くが、来週から一時雨の予報が続いている。コシヒカリはこれからの高温が品質に大きく影響するので、なんとか気温が下がってくれることが期待される。