2日の新潟県三条市は、明け方の最低気温が27.0度もある熱帯夜だったが、日中は雲が多かったこともあってか、相変わらずの猛暑とはいえ最高気温は33.7度と猛暑日にはならなかった。
夕方になると三条市や加茂市は短時間に夕立のような強い雨が降る所があった。雨雲は加茂市から三条市へ南下し、県の観測では、加茂市黒水で午後5時前をピークにわずか1時間ほどの間に累計41ミリのまとまった雨が降った。10分間雨量では、1時間換算で60ミリにもなる豪雨を記録した。
さにら加茂市の宮寄上では33ミリ、下条川ダム15二里、三条市では大谷22ミリ、光明山19ミリ、笠堀14ミリの雨が降った。
三条市の市街地でも雨がぱらつく所もあったが、三条市のアメダスは雨量を観測せず、6月16日の1.0ミリの雨が降ってから半月以上、雨量を記録していない。
記録的な少雨で渇水による農業への影響が心配されている。信濃川水系はまだ水量がたっぷりあるのであまり心配はないが、信濃川に注ぐ支流の三条市の山手から流れる五十嵐川と加茂市の山手から流れる加茂川は渇水が心配されており、2日は短時間の雨とはいえ恵みの雨となった。
3日の新潟県三条市の予報は、晴れ時々くもりで予想最高気温は34度。