新潟県加茂市は、事業承継マッチングプラットフォーム「relay the local 加茂市」を開設して後継者不足に悩む市内事業者の支援を始めた。事業主の高齢化による廃業増加という課題に対応し、地域経済の活性化と市内産業の存続を目指しており、このほど半世紀にわたり営業を続けるけ老舗喫茶店「ピノキオ」(加茂市駅前4-14)が、建物の引き継ぎを希望する後継者を募集している。
株式会社ライトライト(齋藤隆太代表取締役・宮崎県宮崎市)と連携した。ライトライトは、名前や情報を伏せずに公開するオープンネームによる事業承継マッチングを支援するウェブサイト 「relay」のサービスを2020年に開始、国内の自治体と連携してウェブサイトを開設している。
加茂市では、事業主の高齢化などにより、廃業を迫られる事業者が増えてきており、後継者不足が課題となっている。この課題に対応するため、ウェブサイトを活用し、市内の後継者を探している事業者と、これから事業を承継し事業に取り組みたい起業者をマッチングさせて、市内産業の存続や地域経済の活性化を目指す。
今回、「ピノキオ」が建物を引き継ぐ後継者を募集している。1975年(昭和50)創業からことしでちょうど50年を迎えたのを機に、オーナーの年齢に伴う体力的な事情もあり、資産譲渡で売却し、店舗を次の人に託す決意をした。譲り手の思いを引き継いでくれる人の問い合わせを待っている。藤田明美加茂市長は「地域を守るため、事業承継を全力でサポートする」とコメントしている。