11月に愛媛県松山市で開かれる第13回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会に新潟県燕市代表として出場するチームを決める燕市予選会が23日、24日、30日と3日間にわたり吉田第2野球場で開かれ、7チームが出場して競った結果、吉小キッズがうれしい初優勝を飾り、本大会出場権を獲得した。
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小中川バッファローズ | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 4 |
吉小キッズ | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1× | 5 |
東京ヤクルトスワローズのキャンプ地の愛媛県松山市、宮崎県西都市、沖縄県浦添市とスワローズとコラボレーション事業に取り組む燕市の4市で共同開催している小学生の野球大会。会場は4市の持ち回りで各市代表1チームで出場して毎年、開かれている。
燕市以外は選抜チームを編成して出場している。燕市は市内で予選大会を開き、優勝チームを燕市代表として本大会に送り出している。チーム力が燕市代表の強みだ。
出場は昨年と同数の7チーム。試合は6回制でトーナメントで競った。30日は決勝で初優勝を目指す吉小キッズと4年ぶり2回目の優勝を目指す小中川バッファローズが対戦した。
吉小キッズが小中川バッファローズを追うような形の接戦の好ゲームとなった。4-4の同点で迎えた最終6回裏、吉小キッズは無死二塁から右前打で二塁走者が本塁に帰還し、サヨナラ勝ちした。
吉小キッズとしては初優勝だが、吉小キッズを含む吉田地区3チームで編成した吉田ジュニアクラブは過去3度、優勝している。
塚原良麻監督は本大会に向けて「みんなで笑顔で野球をやって燕市に燕のカップを持って帰ること」と気を引き締めた。
鈴木力市長は「この栄誉を手に本大会で代表として正々堂々と勝ってきてもらいたい」、「優勝杯は燕市の鎚起銅器の技術で作ったカップなので、ぜひ里帰りしてもらえるように頑張ってもらいたい」と活躍を願った。
スワローズとのコラボ事業は、「ツバメ」つながりで2010年に鈴木市長が就任して間もなく始めた事業。連携の取り組みを重ねて13年にスワローズカップが始まった。鈴木市長にとっても思い入れが深い事業。先に10月22日に市長辞任を表明しており、予選会を見届けるのはこれが最後だった。