ニッパー型つめ切りで世界的に知られる(株)諏訪田製作所(小林知行代表取締役・新潟県三条市高安寺)が運営する「SUWADA OPEN FACTORY」で9月13日(土)、14日(日)の2日間、恒例イベント「秋のおいしい祭り」が開かれる。ことしは新潟県内唯一の水産・海洋系の学校で横綱・大の里を輩出した県立海洋高校と連携し、同校の相撲部を応援する能水商店とのタイアップが実現。アンコウのつるし切りショーをはじめ食欲の秋にふさわしいグルメやイベントが盛りだくさんだ。
目玉の糸魚川荒波あんこうのつるし切りショーは13日正午から。迫力満点のショーを誰でも無料で観覧でき、あんこうのさばき方を間近で見ることができる。
また、13日は「糸魚川荒波あんこう唐揚げ」と「糸魚川能生産紅ズワイガニ」を数量限定で販売する。深海1000m付近に生息し、荒波にもまれたたくましく育ったアンコウと自然豊かな能生漁港の特産品である紅ズワイガニを味わえる絶好の機会だ。
能水商店と諏訪田製作所がコラボレーションメニューも用意する。能水商店の看板商品、魚醤(ぎょしょう)「最後の一滴」で作ったカラメルソースを諏訪田製作所のソフトクリーム「スワスワソフト」や、14日は「糸魚川荒波あんこうの唐揚げランチ」を限定販売。海洋高校開発商品のポップアップショップも開設し、海洋高校相撲部開発「ごっつあんシリーズ」の売上の一部は、相撲部の活動資金に充てる。
さらに、冬に仕込んだ酒を蔵でひと夏、眠らせて熟成された秋の風物詩である日本酒「ひやおろし」の試飲販売会も開催。「麒麟山 やわらか〈秋香〉」をはじめ県内の酒蔵が丹精込めてつくった酒を飲み比べできる。
今回のイベントは、能水商店と県立海洋高校の強力なタイアップで実現。能水商店の松本将史代表取締役は、県立海洋高校の元教師で、生徒とともに生み出した糸魚川の河川に遡上(そじょう)するサケでつくった「最後の一滴」の製造販売を手掛けている。
2018年には学校近くに「能水商店」を設立し、自ら社長に就任。海洋高校の生徒の職業教育支援にも力を入れ、食を通じて未来の横綱を応援できる意義深い取り組みを続けている。
「秋のおいしい祭り」は、おいしい食と楽しいイベントを通じて、地域と教育を支援する企画。秋の味覚と地域貢献の喜びの体験をと来場を呼びかけている。