9/13開幕「たがみバンブーブー2025」で竹林を竹あかりが彩る 駅前に新会場と徒歩ルート (2025.9.8)

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新潟県田上町の秋夜を照らす竹あかりイベント「たがみバンブーブー2025」が、9月13日(土)から10月13日(月・祝)まで開催される。ライトアップは毎日18時〜20時30分。会場はメインの「バンブーブー竹林」に加え、椿寿荘、道の駅たがみ、羽生田駅前など町内各所に広がる。料金はオンラインが平日1,000円/土日祝1,200円、現地販売が平日1,500円/土日祝1,700円(中学生以下無料)で、初日13日はオンラインは特別価格1,000円。椿寿荘は現地販売だけ800円。名前に「竹」がつく人は入場無料のユニークな企画もある。

「たがみバンブーブー2025」
「たがみバンブーブー2025」

バンブーブー竹林は田上町地域学習センターそばの小高い丘に広がる竹林。サッカーコート並みの約6,000mの広さがある。自然に育つ竹林そのもののライトアップに加え、タケの切り出しや切断、穴開け、設置とすべてを地元の人たちとともに作りあげた。

それを3年前の第1回からたがみバンブーブーを監修する熊本県が拠点の集団「CHIKAKEN(ちかけん)」の竹あかり演出家、三城賢士さんら県内外のアーティストがプロデュースする。

国内外で活躍する京都の美術家、高橋匡太さんが糸巻きがモチーフの「まきまき竹あんどん」を制作、展示する。新発田市のプロジェクションディレクター岸本智也さんは密集した竹林をスクリーン代わりにプロジェクターで映像作品を上映。これまでの一方通行型の鑑賞動線から、複数の道を選びながら長く滞在できるレイアウトへ刷新し、フォトスポットをたくさん用意する。

準備が進むバンブーブー竹林
準備が進むバンブーブー竹林

日中も9月13日を除く土日祝限定で、午前10時から午後3時まで初参加の横浜のロープ遊具アーティストのはんすさんによるロープアスレチック(高校生以上500円、小学生以下100円、未就学児無料)が体験できる。

椿寿荘はこれまでの庭園の竹あかりに加え、床の間にも福岡県の竹あかり作家、田中利樹さんの作品を飾る。さらに無料会場が道の駅たがみと駅前アート。協力施設として湯田上温泉の末廣館、ホテル小柳、初音、わか竹、初めて湯っ多里館にも竹あかりを飾る。

駅前アートは、新潟市のhickory03travelersのデザイナー迫一成さんと空間デザイナーの小出真吾さんが担当する。羽生田駅の目と鼻の先にある、かつて竹林でその後、果樹園だった空き地が会場。迫さんはのぼり旗を立てて、幸せを運ぶ象徴ともされるタヌキを集めて展示するプロジェクトを行う。陶芸のタヌキの置き物などを自由に置いてもらうという参加型のアートで、持ち込みを呼びかけている。

準備が進むバンブーブー竹林
準備が進むバンブーブー竹林

小出さんは角材を組んで「竹」と読めるオブジェを4点制作して立ててライトアップし、イベントの看板も設置する。8日は現地で制作、設置作業を行い、小出さんは「乗客が気づいてくれれば。にぎやかしと目印になればいい」と話していた。

駅前アートには安全動線づくりの役割もある。周辺道路の渋滞緩和のため、バンブーブー竹林と道の駅たがみ、椿寿荘を循環する無料のシャトルバスを午後6時から30分間隔で運行する。土日祝は午後5時から道の駅たがみとバンブーブー竹林の直行便のピストン運行も行う。

たがみを感じる徒歩ルート
たがみを感じる徒歩ルート

一方でバンブーブー竹林と道の駅たがみの間を歩く人も多い。しかし人によってルートがまちまちで、危険性もあることから、ことしは「たがみを感じる徒歩ルート」を設定した。そのルート上に駅前アートを組み込み、徒歩15分の道すがらに、駅前アートを楽しんでもらおうという趣向だ。

加えて会場間を歩く動機づけとして、数量限定のミニまきまき竹あんどんを道の駅たがみ情報館に設置するバンブー案内所で無料で貸し出す。手にした来場者の列自体を新たな風景とするアイデアだ。

ほかにもイベントがめじろ押しだ。バンブーブー竹林を会場に、21日(日)午前8時から元女優の松本莉緒さんによるバンブー朝ヨガ(料金5,000円、定員約50人、9月10日申し込み締め切り)、10月4日(土)午後8時半から三条市出身のラジオパーソナリティーでラッパーのスワンプさんの音楽ユニット「SWAMP GYPSY CARAVAN」による田上竹祭演奏会(料金は竹林入場料込み2,000円、定員約40人)。

駅前アートを制作する小出真吾さん
駅前アートを制作する小出真吾さん

10月11日(土)は道の駅たがみで午後5時から9時まで田上中学校3年生がプロデュースする「たがみバンブーナイト」で、音楽フェス、アート、グッズ販売、タケにちなんだ飲食を提供。10月14日(土)午後5時半から8時半までバンブーブー竹林でテントサウナ「竹林 de ABiL」(料金は竹林入場料込み4,000円、要事前申し込み)。

道の駅たがみは期間中、毎日午後8時半まで営業を延長する。週末は屋外で道の駅たがみのバンブーアートと一体になった夜市「バンブーブーナイトマーケット」も開き、来場者の滞在の幅を広げる。

ことしは地域との協働をいっそう重視している。飲食店やJA、田上郵便局、自衛隊、交流会館をはじめ、多くの地元団体が協力。会場外のまちなかにも竹あかりがともされる。町全体が一体となって来場者を迎えることで、イベントの広がりと地域文化としての定着を図る。

■迫一成さんタヌキを集めて展示するプロジェクト
迫一成さんタヌキを集めて展示するプロジェクト

ことしは「国際田上竹祭」とサブタイトルを付けた。ことしは首都圏からホテルコンシェルジュ協会やリッツカールトンの関係者も視察に訪れる予定。「国際」を冠することで、イベントの格を高め、海外への発信拠点となることを目指している。

バンブーブー竹林のライトアップは毎日午後6時から8時半まで。初日13日は午後5時から点灯式を行って開幕する。昨年の来場者は前年の2万8000人を大きく上回る4万人にのぼった。実行委員会では、それを上回る来場に期待している。問い合わせは田上町商工会「0256-57-2291」、夜間や土日祝は「090-4930-3820」。

たがみバンブーブー竹林

道の駅たがみ

駅前アート


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