11月2日に新潟県三条市の燕三条地場産業振興センターで開かれる「燕三条ジャパンフェス」に前回に続いて出演する乃木坂46の元メンバー、川後陽菜(かわご ひな)さんと燕市立燕中学校の吹奏楽部が共演することになり、夢のコラボレーション実現に向けて7日、燕中学校で両者が初顔合わせで練習した。
話は前回の燕三条ジャパンフェスでイオン県央店(燕市)が連携したことに始まる。前回、イオン県央店で燕三条ジャパンフェスのPRイベントが行われている。
ことしも両者で連携の方法を模索するなかで、11日から13日までのイオン県央店の開店祭記念イベントで、燕中吹奏楽部が演奏することに注目。そこで川後さんが共演することになった。さらには燕三条ジャパンフェスに燕中吹奏楽部が出演することまで、とんとん拍子で決まった。
開店祭では、吹奏楽演奏会として12日の午後1時から三条市吹奏楽団、3時15分から燕中吹奏楽部、13日の午後3時15分から分水中吹奏楽部が出演する。
燕中吹奏楽部は、演奏曲の最後に川後さんの曲「いつかの卒業」を演奏し、それにあわせて川後さんが歌う。さらに続けて川後さんが音源を使って何曲か歌う。
その本番に向けて7日、川後さんは燕中を訪問して1回だけの練習を行った。燕三条ジャパンフェスを企画するエンターテインメント業のLAND(東京)の和田直希代表も同行した。
和田さんはその場で曲のエンディングのニュアンの変更やトランペットのイントロがほしいという要望にも部員は即座に応えていた。
最初は緊張して口数が少なかった部員も、練習が終わると結局、ほぼ全員が川後さんのサインをもらおうと列をつくった。「どんなリップを使っていますか?」などと気軽に質問して打ち解けていた。
川後さんは「急に決まったことなのにみんな練習してくださって、最初の音出しからいいものができたので、本番も楽しみ」と期待していた。
12日は会場で燕三条ジャパンフェスのチケット(2,000円)の販売も行う。