「昭和百年」に思いをはせて筆を走らせる 19日まで加茂市の書家・泉田佑子さんと教え子の展覧会 (2025.10.19)

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新潟県加茂市の書家、泉田佑子さん(48)の教え子でつくる「筆人(ふでびと)の会フレンズ」(野水隆会長)は18日(土)、19日(日)の2日間、三条東公民館(三条市興野1)で、泉田さんと書に親しむ仲間たちの展覧会「筆人の集い 2025 昭和百年 - 墨光る」を開き、昭和百年をテーマに筆を走らせた作品を楽しんでもらっている。

「笛人の集い」の会場で自身の作品「愛」と泉田祐子さん
「笛人の集い」の会場で自身の作品「愛」と泉田祐子さん

泉田さんは加茂市生まれで新潟大学教育学部書道科を卒業。2000年に書家として活動を始め、商品ラベルから企業理念まで暮らしのなかで生きる多彩な書芸術作品を生み出している。

「筆人の集い」は2014年から毎年、て三条東公民館を会場に開いている。今回は泉田さんをはじめ教え子ら6人で13点を展示している。

令和7年のことしは昭和で換算するとちょうど100年になるのにちなんで、「昭和百年」をテーマにそれぞれが昭和にイメージをはせて創作した。

会場
会場

作品とあわせてそれぞれ昭和に重なるモノも展示。ピンクレディーのレコードアルバム、家のちゃぶ台、若いころに汗を流したバレーボール、自身が小学生のころの習字作品の展示もあり、年配の人は懐かしく楽しめる。

作品でも田中角栄の言葉を書いたり、若いころを思い出して「青春」と書いたり。日本社会の浮き沈みを筆の線で表現した作品や顔に墨を塗って紙に転写した拓本のような作品もある。

昭和のアルバムを展示した人も
昭和のアルバムを展示した人も


泉田さんは書家活動を始めてことしで25周年、四半世紀。「愛」の1字を書いた作品は、ここまで25年間の歩みを重ねた。「何がやっぱり大事かなと思った時に、愛なんだなと。みんながやっぱり幸せになるには、愛なんだろうと再確認した」と語る。

作品は、自身のルーツを描き続けるというテーマ「一本道」にもつながり、作家としての歩みと普遍的なテーマが融合する。

泉田さんが墓標にと頼まれて書いた作品
泉田さんが墓標にと頼まれて書いた作品

また、夫婦が自身が入る墓の墓標に刻む書を依頼されて制作した、伝統的な墓石のスタイルにこだわらず、「笑顔」の文字と地蔵の姿を書いた作品も。「私にとってもすごく夢を与えてくれる仕事」だった。

18日は子どもたちを対象に書芸術ワークショップを開き、ライブ配信も行った。19日は午後1時半から仲間たちとギャラリートークを行い、そのようすもライブ配信する。

19日は午前9時半から午後4時半まで、入場無料。


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