新潟県加茂市の加茂暁星高校が耐震強度不足で倒壊するリスクがあることから、同校同窓会は28日、記者会見を行って安全確保や情報公開の必要性を求める。
2010年の耐震診断一次資料により、値が大きいほど建物の耐震性が高いことを示す「ls値」が体育館で0.28、第2棟校舎で最小0.30で、倒壊リスクを伴う水準の指摘があったことを確認した。ls値0.3未満は大地震で倒壊または倒壊の危険性が高いとされる。
同窓会では記者会見で、生徒と教職員の安全確保と一次資料に基づく情報公開の必要性について、同窓会としての見解と要請内容、現在の利用状況と生徒の安全確保に関する懸念、学校法人・高校への要請事項と今後の対応方針などを示す。