三条看護・医療・歯科衛生専門学校(白倉政典学校長・新潟県三条市上須頃)26日、「イオンそよら三条須頃」で「HOSP!ひめさゆり音楽祭」を開き、生成AIで作曲した校歌「ひめさゆり、凛(りん)として」をお披露目した。

同校は2020年に三条市との共同事業として開校した。ことしは三条市合併20周年の節目にあたり、学校の使命と地域への思いを象徴する歌を残したいと校歌をつくった。
歌詞の原案は白倉学校長が担当した。開校までの歩みや市民からの支援、未来の医療人への期待を込めた内容。原案は滝沢亮三条市長も確認して加筆、修正して完成した。

校歌披露のイベントして企画したのが、11月に学校のすぐ近くにオープンしたイオンそよら三条須頃での音楽祭。冒頭で三条東高校吹奏楽部が金環楽器の伴奏で校歌の合唱を披露した。
その後も三条東校吹奏楽部の演奏のあと、姉妹校の国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校の学生で間もなくメジャーデビューするMiiNAさんの弾き語り、三条市立大学ダンスサークル、HOSP!学生有志のピアノ演奏、最後はフィナーレのクリスマスソングの合唱と続いた。

音楽祭後のあいさつで白倉学校長は、当初は対外的なお披露目は計画していなかったと話した。しかし「ふだんお世話になっている三条の皆さんに、わたしたちの学校をよく知ってほしい。それを校歌をきっかけに近づければありがたいと思った」と目的を明かした。
三条東高吹奏楽部に声をかけて承諾してもらった経緯を話し、「素晴らしい演奏と合唱を聴いて感動している」と感謝し。「地域の皆さんとのつながりがあって、わたしたちの学校は運営できている、地域の高校の皆さん、となりの市立大学の皆さん、そして我々の姉妹校の皆さんとみんなで仲良くつながって、いい輪を紡いでいきたい」とこれからの広がりに期待した。

滝沢亮市長は、三条市合併20周年の記念イヤーの年の背に音楽祭を開催してくれたことに感謝した、歌詞のなかに三条市の花、ヒメサユリが登場することを意識してくれたことを喜び、「みんな一緒にまちを盛り上げてくださるということで、さらに多くの輪を広げてくれることを大変うれしく思う」と述べた。
司会を務めたのは、医療事務科1年生の真島玲奈さんと山口 心奈さん。AIが作った曲を譜面に起こす採譜を担当した。2人は「思ったよりもお客さんが来てくれてびっくり。真面目にやんなきゃみたいな。当日になって急に緊張感が増してきた」と話し、校歌には華やかでおしゃれで色っぽい感じの曲になったと印象を話していた。
