新潟県三条市の少年野球選抜チーム「三条ノースリバー」は、10日から12日まで千葉県南房総市で開かれる全国大会、第9回CBS少年軟式野球6年生選抜大会に出場するのを前に7日、滝沢亮三条市長を表敬訪問した。三条市はオイシックス新潟アルビレックスBCの笠原祥太郎投手がチームを激励するサプライズも用意して全国大会での活躍に期待した。

三条ノースリバーは今大会に向けて三条市内の少年野球チームから選抜された小学校6年生、旭スポーツ少年団7人、月岡少年野球5人、スーパーキッズ裏館1人の13人で構成する合同チーム。昨年11月23日に行われた第18回新潟県6年生選抜交流野球大会で県内55チームの頂点に立ち、三条市のチームとしては初めて優勝し、全国大会出場権を獲得した。
チームの屋台骨の旭スポーツ少年団は、昨年8月の第45回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会で3位に輝いた。チームをけん引した投手、小柳有生選手(西鱈田小)が今回も小学生離れした投球で活躍し、さらに選抜チームで投手が厚みを増して危なげなく5試合を勝ち進んだ。

三条市のチームがこの県大会で優勝したのは初めて。昨夏の全国大会では、同じ県央地域の田上町と加茂市を中心に4チームで編成した「JUMP2024」が準優勝を飾った。旭スポーツ少年団は昨年の全国大会準決勝で味わった悔しい敗戦のリベンジでもあり、優勝候補のひとつとして全国のチームからマークされると思われるが、活躍が期待される。
7日の市長表敬訪問で高畑哲也監督は、「ほかのチームに比べて人数の少ないチームだが、その分チームワークと個々の技術向上に特化した充実した練習ができた」と、優勝までの道のりを振り返った。

昨夏の全国大会3位のメンバーが中心とあって県大会では「追われる立場」としてのプレッシャーがあったが、「子どもたちの勝ちたい、優勝しなければならないという強い思いがかない、優勝できたことを大変、誇らしく思う」と高畑監督。全国大会に向けて「病気やけが人を出さずにフルメンバーで臨み、優勝を目標に頑張りたい」と力強く決意を表明した。
滝沢市長は、「プレッシャーの中で結果を残し、全国大会のきっぷをつかんだことは本当にすごい。去年の夏に続き、大会後も素晴らしい結果報告で会えることを楽しみにしている」と選手を称賛し、激励金を贈った。

さらに、この日はスペシャルゲストで、新津市秋葉区出身のアルビBCの笠原投手が激励に駆けつけ、選手一人ひとりにアルビBCのフェイスタオルをプレゼントした。
自身は小中高大と全国大会の出場経験がないが、「小学生で全国の舞台に立てるのは本当に素晴らしい経験。プレッシャーで体が動かないと感じたときは、楽しむ気持ちを思い出してほしい。楽しむことで百パーセントの力が出せるはず」と、自身の経験からアドバイスし、選手を勇気づけた。
笠原投手の激励に塚田晄人キャプテン(旭小)は「勇気が出ました。全国大会優勝を目指して頑張ります」と力強く応えた。質疑応答では、選手たちから「遠くにボールを飛ばすには?」「足を速くするには?」「肩を強くするには?」といった具体的な質問に笠原投手はていねいに答えた。
打撃は「体を大きくすることが大事。量をこなしてコツを掴んでほしい」、走塁は「短い距離のダッシュを全力で行う練習が効果的」、投球は「遠投で体を大きく使って投げる練習が肩を強くする」。プロ野球選手からの直接のアドバイスに、選手たちは真剣な表情で聞き入っていた。
全国大会は全国から34チームが出場してトーナメントで競う。三条ノースリバーの選手、監督、コーチは次の通り。敬称略。
| NO | 選手名 | 背番号 | 守備 | 小学校 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 塚田 晄人 | 10 | 内野手 | 旭小 |
| 2 | 小柳 伊生 | 0 | 内野手 | 西鱈田小 |
| 3 | 佐藤 栄太郎 | 1 | 投手 | 裏館小 |
| 4 | 青木 春翔 | 2 | 外野手 | 旭小 |
| 5 | 藤田 七音 | 6 | 内野手 | 西鱈田小 |
| 6 | 佐々木 快斗 | 11 | 外野手 | 嵐南小 |
| 7 | 田中 夏樹 | 16 | 外野手 | 笹岡小 |
| 8 | 西川 優羽 | 17 | 外野手 | 月岡小 |
| 9 | 吉田 結晴 | 18 | 投手 | 井栗小 |
| 10 | 長谷川 悠翔 | 23 | 外野手 | 裏館小 |
| 11 | 今井 咲太郎 | 25 | 捕手 | 大崎学園 |
| 12 | 小柳 有生 | 49 | 投手 | 西鱈田小 |
| 13 | 小林 夕晏 | 99 | 外野手 | 裏館小 |
| 監督 | 高畑 哲也 | |||
| コーチ | 相田 恒 | |||
| コーチ | 長谷川 毅 |