熱中症リスク回避へ 三条市スポーツ協会など夜間照明整備を市長に請願 (2026.1.8)

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夏場の酷暑による熱中症リスクを回避し、子どもたちが安全にスポーツ活動に取り組める環境の整備してほしいと8日、新潟県三条市の一般社団法人三条市スポーツ協会(中條耕太郎会長)をはじめ、市内のサッカー、陸上、野球、テニス、ソフトテニスなど7団体が連名で学校や運動公園への夜間照明設備の整備を求める請願書を三条市に提出した。

滝沢市長に請願書を手渡す三条市スポーツ協会の中條会長
滝沢市長に請願書を手渡す三条市スポーツ協会の中條会長

請願では、三条市内で夕方以降に安心してスポーツができる環境づくりを目的に、1.学校夜間照明施設整備計画の策定・推進、2.三条市総合運動公園多目的グラウンドやソフトボール場への夜間照明整備、3.エネルギー効率に優れたLED照明の採用、4.日本スポーツ協会などのガイドラインを踏まえ「涼しい時間帯」に安全に運動できる環境確保を盛り込むことの4点を求めている。

8日は連名の各団体代表などが市役所を訪れ、中條会長から滝沢亮市長に請願書を手渡した。中條会長は「年々、暑さが厳しくなり、7、8月の日中に試合や練習を行うことが難しくなっている。夜間へシフトするためには、照明などの設備見直しが不可欠だ」と訴えた。

三条市サッカー協会の岡本康佑会長は、日本サッカー協会などから7、8月の大会開催を控えるよう通達が出ている現状を説明。「子どもたちの熱中症を防ぐには、市の力を借りて環境改善を進めるしかない」と話した。

三条市スポーツ協会など三条市市内スポーツ団体が夜間照明整備など求め三条市に請願
三条市スポーツ協会など三条市市内スポーツ団体が夜間照明整備など求め三条市に請願

三条市陸上競技協会の熊倉淳郎会長も「日中はかえって危険な状況になっている。少しでも涼しい夜間に練習できる機会を計画的に設けてほしい」と要望した。

さらに三条市サッカー協会の鶴巻佑也事務局長は、県央地域にはナイター設備の整ったサッカー場がなく、公式戦は柏崎、長岡、新潟市など遠方で行わざるを得ない実態を指摘。「夕方4時開始で帰宅が夜7、8時になることも多く、翌日は学校。子どもたちの負担は大きい」と訴えた。

三条市スポーツ協会の岩瀬晶伍常任理事は、部活の地域展開もあって練習会場の確保がますます困難になり、一本化の作業も必要だが、「使えるものはしっかり使うことを考えると、ナイター照明を使って、夜も含めた活動確保も重要。子どもたちの安全も含め、環境をづくりを一緒にさせていただきたい」と述べた。

中学校体育館への空調整備を最優先に屋内施設の環境改善を進めた後に夜間照明整備を検討と滝沢市長

三条市スポーツ協会など三条市市内スポーツ団体が夜間照明整備など求め三条市に請願
三条市スポーツ協会など三条市市内スポーツ団体が夜間照明整備など求め三条市に請願

これに対し、滝沢市長は「子どもたちを含め多くの市民が安心して体を動かせる環境づくりは重要」と理解を示したが、現在は中学校体育館への空調整備を最優先で進めていると説明。避難所の観点からも屋内施設の整備している。「まずは屋内施設の環境改善を進め、その後、夜間照明整備についても財政状況を踏まえながら検討していきたい」と述べた。

高橋誠一郎教育長も「暑さの質が昔とまったく違う。子どもたちの健康管理を最優先に、市長部局と連携して今後の対応を検討していく」と答えた。請願書の全文は次の通り。

三条市長 滝沢亮殿
三条市教育長 高橘誠一郎 殿

三条市での夜間照明施設環境整備を求める請願書

【請願趣旨】

三条市内において、青少年や地域住民が夕方以降も安全かつ快適にスポーツや運動を行うことができるよう、既存の学校グラウンドにおける夜間照明施設の計画的な改修計画を整備すると共に、施設のLED化及び三条市総合運動公園多目的グラウンド等夜間照明施設の新設整備を求めます。

公益財団法人日本スポーツ協会が発行する「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」においても、「涼しい時間帯(朝夕)での連動の推奨」が明記されています。また、JA日本サツカー会やJSBB全日本軟式野球連盟等、各種スポーツ団体も、加盟チームに対し、2024年度から主催する大会や審判・指導者講習会を原則として7月・8月には開催しないことや小・中学生の活動時間について注意を払う事等の通達を発せられております。しかし、市内の現状では照明施設が十分ではなく、整備してあっても条例に定める学校設備の目的外使用を行ってこなかった例があるなど、日没後のスポーツ運動が困難であり、熱中症リスクの高い日中に活動せざるを得ない状況が続いています。三条市議会の議論においても、部活動の地域展開の取り組みの中で、休日部分の移行を進めているが、令和8年度以降平日部分の検討にも着手するなかで、熱中症予防を図っていく上で少しでも涼しくなるより遅い時間への時間帯のシフトも検討の一つと想定している答弁等もあることから、御市におかれても必要性において認識されており、夜間照明施設の整備は市民への熱中症対策並びに部活動地域展開への環境整備の二重の効果が得られる整備となると考えます。

【請願事項】

  1. 学校夜間照明施設計画等による夜間照明施設備事業計画の設立ならびに推進。
  2. 三条市における総合運動公園多目的グラウンド並びにソフトボール場への夜間照明施設の整備を推進。
  3. 整備にあたっては、エネルギー効率に優れたLED照明や、近隣住民への配慮としての光害対策も併せて講じてください。
  4. 日本スポーツ協会等のガイドラインを踏まえ、熱中症予防を推進する観点から、スポーツ推進計画等に「涼しい時間帯に安全に運動できる環境の確保」を位置付けてください。

以上、上記内容にご理解とご協力を賜り何卒本請願を採択頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

令和8年1月8日

一般社団法人三条市スポーツ協会 会長 中條耕太郎
三条市サッカー協会 会長 岡本康佑
三条市スポーツ少年団 本部長 芳竹良明
三条野球連盟 会長 大山強一
三条市陸上競技協会 会長 熊倉淳郎
三条市テニス協会 会長 皆瀬敏広
三条市ソフトテニス連盟 会長 小島弘行


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