新潟県燕市で半世紀近くにわたり空手家の育成を続ける「燕真(つばめまこと)空手塾」(田辺良元代表)は、生徒が昨年を上回る成績をあげられるようにと、けいこ始めの6日、けいこ場にしている燕北多目的武道場で初めて活躍を願う祈とうを行った。

燕真空手塾は、開塾から48年目になり、これまでも全国レベルの選手を数多く輩出している。現在は小学校5、6年生から中学生を中心に約30人を指導している。
代表の田辺良元さん(42)は、燕市灰方の真言宗豊山派「万福寺」(田辺良文住職)の副住職。神事は万福寺に隣接する四社宮の渡辺大蔵宮司が行った。

明治時代の神仏分離令で神と仏が強制的に分離された。かつては神仏習合で神と仏が融合していたとはいえ、現実には神と仏が交わるのは珍しいが、四社宮の祭りでは田辺さんが読経を行っており、渡辺宮司に祈とうを依頼した。
けいこを始める前に祭壇を設け、空手着の生徒と保護者も参列。渡辺宮司が神事を行い、田辺さんをはじめ中学生は一人ひとりが玉ぐしを捧げてことしの活躍を願った。

田辺さんは生徒と保護者に向かって「昨年以上の結果を選手が残せるように、黒帯を目指す子どもたちの合格祈願も兼ね、受験生の合格祈願も兼ねてお参りした。けがなく、厳しく、楽しくやっていきたい」とあいさつした。
また、「昨年は外に出た高校生が国スポで入賞できたので、小学生や中学生を含めて上位入賞を目指したい。中学生は1年生だけになるので、全国大会出場からしっかり目指していきたい」と田辺さん。国スポ入賞を追い風に今の生徒にも上位入賞を波及させ、レベルの底上げを図っていく。