若者の挑戦を後押しし、中心市街地の再生に取り組む株式会社TREE(新潟県三条市、中川裕稀代表取締役社長)が、総務省主催の「令和7年度ふるさとづくり大賞」で「ふるさとづくり大賞(総務大臣賞)」を受賞した。2月13日に中川社長と協同組合一ノ木戸商店街の星野健司理事長が三条市役所を訪れ、滝沢亮三条市長に受賞を報告する。

同賞は、地域への思いを原動力に「ふるさと」をより良くしようと活動する団体や個人を表彰するも。1983年度に創設され、ことしで43回目となる。全国から選ばれた中で、TREEの取り組みが高く評価された。
TREEは2020年に設立。協同組合一ノ木戸商店街からの委託を受け、中心市街地拠点施設「TREE」を運営する。「若者の“やってみたい”をカタチに」を合い言葉に、商店街と連携した商品開発や、伴走型の起業支援、各種イベントの開催を展開。来訪者の増加と若者のチャレンジの場の創出し、さらには空き店舗の解消や自走型の商店街再生につなげてきた。
評価されたのは、若者と商店街の連携を軸に、学生との協働や相談イベント、起業支援などを通じて、空き店舗の利活用やアニメの聖地化といった多面的な施策を展開してきたこと。地域の人々と粘り強く対話を重ねながら商店街に新たな価値を生み出し、子どもたちのシビックプライド(地域への誇り)を育んでいることも高く評価された。
表彰式は2月10日午後1時から東京都千代田区の都市センターホテルで行われる。その後、13日には市役所での表敬訪問を通じ、受賞の喜びと今後の抱負が市長に報告される。
近年は市外・県外での商店街支援や講演活動にも取り組み、地域活性化を志す若者を地域おこし協力隊として積極的に受け入れるなど、人材育成にも力を注いでいる。