新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)は24日、博多発祥の人気ラーメン店「一風堂」と共同開発した「護摩堂(ごまどう)野菜ベジラーメン」(1,000円)を発売した。田上町の丘陵地で育った「護摩堂野菜」をふんだんに使った一杯で田上の魅力を発信する。

「道の駅たがみ」の食堂で販売する地元産野菜を主役にした新メニュー。地域商社の(株)ブリッジにいがた(新潟市)が架け橋となって全国的ブランドのラーメン店との連携が実現した。
動物性食材を一切使用しない「プラントベースラーメン」。四季ごとにスープと主役野菜が変わる。春はグリーンピース、夏はトウモロコシの冷製スープ、秋はニンジンを使うなど、年間を通じて季節の味わいが楽しめる。

今回、発売にした冬バージョンは、甘みを増したホウレンソウをベースにした豆乳ポタージュ風スープを採用。護摩堂野菜を中心にネギ、サツマイモ、ブロッコリー、トマト、紫キャベツ、ゴボウ、ニンニクの8種類の野菜を使い、彩り豊かな旬野菜をトッピングした。
めんは卵不使用の中細ストレートめんで、野菜のうま味を引き立てる。緑色のスープとカラフルな色合いは見た目にもインパクトがある。

販売初日はオープニングセレモニーのあと、フリーアナウンサーの遠藤麻理さんをMCに一風堂商品開発グループの林賢太郎さん、グルメインスタグラマーのつるあつさん、道の駅たがみの馬場駅長が登壇してトークセッションを行い、約60人が来場して開発秘話などに耳を傾けていた。
年に300食は外食するという、つるあつさんは試食して「動物性を使っていないのにちゃんと食べごたえがある。ふだんは野菜は食べないが、これはおいしい。それでいて罪悪感がない」と想像とのギャップの大きさに驚いていた。

林さんは開発に当たって「この特徴のある道の駅の雰囲気に合うラーメンをどう提案できるかをいちばん心がけた」と言う。動物性食材を使っていないため、「どうしても物足りなさを感じがちだが、ちゃんとラーメンを食べたという力強さや脂っこさ、しょっぱさを体感できる、食後の満足感が味わえて一風堂の味がしっかり残っている体験をしてもらえたら」と願っている。
昨年3月もブリッジにいがたのマッチングで一風堂と佐渡汽船が「佐渡 濃厚海老ラーメン」が共同開発している。ブリッジにいがたの小柳徹社長は「このラーメンをひとつの観光コンテンツに仕上げた。観光コンテンツが育てば交流人口が増え、地域経済の活性化につながる。ほかの自治体にも波及していくことで面的に活性化できる」と観光コンテンツとしての広がりに期待し、ほかのプロジェクトを同時進行している。
