アウトドア用品大手のキャプテンスタッグ(本社・新潟県三条市、高波文雄社長)は、新たにカメラアクセサリーブランド「CSP(Captain Stag Photo)」を立ち上げ、第一弾製品を2月26日に発売する。アウトドアで培った開発力を写真分野へ展開し、新たな市場開拓をねらう。

同社はこれまで50年以上にわたり、キャンプやハイキングなどアウトドア用品を展開してきたが、体験の延長線上にある「思い出を残す」行為に着目。写真撮影をより身近にする製品群の開発に乗り出した。
ブランドコンセプトは「カメラを、もっと日常へ。」。プロではなく、週末に写真を楽しむ一般ユーザー層を主なターゲットに据える。

第一弾として発売するのは「CSP カメラマルチツール」。六角レンチ2サイズとマイナスドライバーを一体化した小型工具で、キーホルダー感覚で携帯できるのが特徴だ。
カメラ機材の調整で使用頻度の高い工具をコンパクトにまとめ、携帯性と実用性を両立。特徴的な金属パーツは燕三条の加工技術で製造されている。同製品は公式オンラインストアで販売する。

CSPはキャプテンスタッグを主体に、燕市のソーシャルデザイン企業MGNET(本社・燕市、武田修美代表取締役)、写真系YouTuberのゆ〜とび氏との3者協業で推進するプロジェクト。
それぞれの役割は、キャプテンスタッグがアウトドアブランドとしての開発力、ゆ〜とび氏がフォトグラファー視点の感性、MGNETがブランド全体の編集・設計という分担で、価値共創(Co-Creation)型のものづくりを掲げる。

プロジェクトは2024年に構想がスタートし、燕三条の技術を新しい文脈で活用する試みとして進めてきた。
このブランドは2月26日〜3月1日にパシフィコ横浜で開かれる国内最大級のカメラ展示会「CP+2026」に出展予定。会場では第一弾製品のほか、開発中の約6アイテムを参考展示する。
今後はカメラ用小物や収納アイテムなどへラインアップを順次拡充し、アウトドアと写真、日常をつなぐ新領域のブランドとして育成を図る方針だ。