2019年に新潟県三条市で開かれた山岳を駆け上がるタイムを競うスカイレースの世界大会で準優勝した選手が、ミラノ・コルティナ冬季五輪で金メダルに輝いた。

その選手は、山岳スキー男子スプリントで優勝したスペインのオリオル・カルドナ選手(31)。山岳スキーは新競技で、山岳地帯の上り下りのあるコースでタイムを競う。スペイン勢に54年ぶりの金メダルをもたらした。
2019年、三条市で世界各地を転戦するスカイレース大会のシリーズ開幕戦として「Mt.AWAスカイレース」が開かれた。世界のトップ選手ら106人が参戦し、カルドナ選手は準優勝した。
オリオルやったー!
— Ruy Ueda (@trairuy) February 19, 2026
金メダルおめでとう???? https://t.co/qPOswvtcpe
当時、優勝したのは日本のトップ選手の上田瑠偉選手(32)。上田選手はX(旧Twitter)でカルドナ選手を応援し、金メダル獲得を祝福した。
粟ヶ岳を庭のように走破するトレイルランナー歴9年の梨本次郎さん(52)=三条市=は、「金メダリストが粟ヶ岳に登っていたというのは、なんとも感慨深い」と縁を喜んでいた。
Mt.AWAスカイレースの運営に携わった「トレイルランナーズ」代表で見附市のプロトレイルランナー松永紘明さん(45)は、次の大会出場に向けてトレーニングに集中して五輪はまったくチェックしていなかった。
それだけにカルドナ選手の金メダルには、声を上げて驚いた。「当時からスキーモ(山岳スキー)がすごい強い選手してと有名だったので、メダルを取っておかしくない。年齢的に非常に熟したタイミングで五輪になったのも運命」。今回から五輪新競技となったのも幸運で、実力と運が重なったと見る。
カルドナ選手に会ったのは、Mt.AWAスカイレースが初めてだった。「彼の印象はもうとにかくナイスガイ。本当負けたのに勝った上田選手を本当にたたえていた。潔さもそうだが、このスポーツ自体を愛している。勝ち負けだけでなく、スポーツをやっていることに価値を見い出している」と想像する。
「本当に今後も頑張ってほしいなと思う。選手としてスポーツを愛している姿をみんなに見せてほしい。それが結果的にそのスポーツを広げることにもなると思う。スポーツの楽しみ方を背中でみんなに今後も示し続けてほしい」とロールモデルとしての貢献にも期待している。