角利産業

kenoh.com

ケンオー・ドットコム

燕三条・新潟県央地域のニュース

県立吉田病院附属看護専門学校の最後の卒業生6人が巣立つ 58年の歴史で1,926人を輩出

広告

58年の歴史を刻み今年度で閉校する新潟県立吉田病院附属看護専門学校(中村厚夫学校長)の最後の卒業証書授与式が3日、行われた。第57期生は女性6人。同校が送り出した看護師は1,926人となった。

新潟県立吉田病院附属看護専門学校で最後の卒業証書授与式
新潟県立吉田病院附属看護専門学校で最後の卒業証書授与式

卒業生はいずれもはかま姿で参列。最後の卒業生なので見送る後輩はいない。6人とも就職が決まり、5人が県内、1人が県外へ。中村学校長から一人ひとりに卒業証書を手渡した。

中村学校長は式辞で、学校の応接室に書がある孔子の論語「一以て之を貫く」を紹介。「皆さんの一(いつ)、信念はそれぞれ違うと思う。ぜひ自分の一を見つけて貫いてください。これから臨床の現場へ出る皆さんは、躊躇、誠実な思いやりの心を思い出してください」とはなむけの言葉を贈った。

新潟県立吉田病院附属看護専門学校で最後の卒業証書授与式
新潟県立吉田病院附属看護専門学校で最後の卒業証書授与式

祝辞で金井健一新潟県病院事業管理者は、能登半島地震や島根県東部地震での看護師の姿にふれ「患者一人ひとりに合わせた優しさと思いやりという不変の心構えを忘れないでほしい」と激励した。

卒業生代表の本間恵美さんは答辞で「精神看護学実習で、正解が分からず戸惑った日々があった。しかし毎日、足を運び、かかわり続ける中で、小さな変化に気づけるようになった。答えは患者さんが教えてくれると学んだ」と振り返った。そして「この学校の歴史と誇りを胸に、それぞれの現場で命と心に寄り添う看護を実践していく」と決意を述べた。

記念写真
記念写真


卒業生は花束を受け取って退場。いろいろな思いをかみしめて涙を浮かべる卒業生もいた。

同校は1968年4月に新潟県立吉田病院附属高等看護学院として開校。77年に専門学校として認可され、名称を現在の校名に改めた。入学者数の減少、看護教育の高度化、県立病院の再編整備などを理由に今年度で閉校となった。6日には閉校記念式典が開かれる。

58年の歴史を刻んだ校舎
58年の歴史を刻んだ校舎

広告