新潟県燕市は6日、市役所で資源回収による子育て支援事業「子ども応援ECOプロジェクト」の一環で取り組む「カンカンBOOK・TOY事業」と「福服BOOK・TOY事業」の感謝状贈呈式と児童図書・玩具の贈呈式を行った。空き缶や古着などの回収・売却益をもとに、今年度は市内の保育園やこども園に児童図書218冊と玩具65点を贈ることができた。

同プロジェクトは、資源ごみの減量と再利用を進めながら子育て支援につなげる2012年から続く燕市独自の取り組み。「カンカンBOOK・TOY事業」は、市内の登録事業所が飲料缶を回収して寄付し、その売却益で児童図書や玩具を購入する。
今年度は31事業所・団体から空き缶の寄付があり、アルミ缶約1.93トン、スチール缶約1.86トン、合計約3.79トンを回収した。売却益は過去最高の71万847円となり、市内の保育園やこども園に贈る児童図書や玩具の購入費に充てる。

一方、家庭で不要になった古着やかばん、靴などを回収する「福服BOOK・TOY事業」では、今年度110.8トンを回収。売却益は12万1,879円となった。回収した古着は業者を通じて東南アジアなどで再利用されるほか、その売却益が子育て支援に活用される仕組みだ。
この2つの事業の収益によって、今年度は児童図書218冊と玩具65点を購入し、市内の保育園・こども園に贈る。

感謝状贈呈式と児童図書・玩具の贈呈式は、あおい保育園(青山由衣園長・園児53人)で行った。協力事業所・団体のうち10の代表者と保育園の年長児と年中児が出席。協力事業者代表で(株)ほしゆうの海老塚健史代表取締役社長に佐野大輔市長から感謝状を贈った。
佐野市長は「空き缶や古着といった身近な資源が、子どもたちの学びや遊びにつながっている。多くの事業所や市民の皆さんの協力に心から感謝したい」と述べ、引き続き資源循環と子育て支援の両立を進めていく考えを話した。

また、海老塚社長は「会社としてというより、社員一人ひとりの小さな積み重ねが形になった。自分たちの活動が地域の未来を担う子どもたちにつながっていることをうれしく思う」と話し、今後も回収量を増やす取り組みに協力していきたいと話した。
会場では、実際に購入した児童図書や玩具も展示され、参加した園児にもあいせき(株)の相場弘介代表取締役と佐野市長から贈呈。園児は「ありがとうございます」と受け取り、さっそく絵本の読み聞かせもしてもらった。

燕市ではさらに、ことし8月から新たに家庭の不要な雑貨などを回収して売却益を「子ども夢基金」に積み立てる「MONOと夢みらい事業」も開始した。今後も空き缶や古着、雑貨などの回収を進め、資源ごみの減量と再利用を図り、子どもたちの教育や子育て支援につなげていく。参加31事業所・団体は次の通り。
▲(株)サイトウ電設▲(有)片力商事▲テイ・エス プレス エンジニアリング(株)▲大河津建設(株)▲白根ガス(株)▲森井紙器工業(株)▲あいせき(株)▲(株)ほしゆう▲(株)吉田環境衛生公社▲(公社)燕市シルバー人材センター▲燕運送(株)▲三宝産業(株)▲和平フレイズMS(株)▲燕三条エフエム放送(株)▲佐川急便(株) 越後吉田営業所▲(協)つばめ物流センター▲(株)遠選孝商店▲ヒロセ(株) 新潟工場▲協栄信用組合▲新潟労働金庫 燕支店▲(株)丸長建設▲藤次郎(株)▲第一生命保険(株) 燕営業所オフィス▲(株)ヨシカワ▲有限会社ニシヤマ▲(株)齋藤金型製作所▲パナソニック(株) エレクトリックワークス社 新潟工場▲ヤマト運輸(株) 新潟主管支店 燕営業所▲(株)AIRMAN▲(株)Factory・Art