新潟県燕市を拠点に活動する和太鼓団体「飛燕太鼓保存会」(杉山博人会長)が、8日(日)午後2時半から燕市文化会館で結成45周年記念公演を行う。受け継いできた飛燕太鼓の歴史を振り返り、和太鼓の枠を広げる新たな表現にも挑む節目の舞台。今回は篠笛、ピアノ、ドラムなど各分野で活躍する豪華ゲストを迎え、「ご縁」を軸にした記念公演になる。

今回の記念公演は、単なる周年行事にとどまらない。代表の櫻井由美子さん(55)は、45周年に多彩なゲストを招いた理由について、「いろんなところでご縁がつながって、せっかくやるなら、ご縁のあった方々を呼びたいと思った」と話す。これまで共演や楽曲提供、ワークショップなどでつながってきた縁が、今回の舞台を形づくる。
ゲストには、篠笛の狩野泰一さん、和太鼓・チャッパツの金子竜太郎さん、ピアノの林正樹さん、篠笛と和太鼓の堀江一義さん、ドラマー・マルチ奏者・プロデューサーのhiran(本名・平野翔也)さん(39)が名を連ねる。ポスターからも分かる通り、顔ぶれは華やかで、45周年としては豪華な布陣だ。
公演は3部構成。第1部では、飛燕太鼓が昔から受け継いできた楽曲を演奏し、歴史をたどる内容。第2部では、コラボレーション色の強い新しい表現を打ち出す。
堀江さんが飛燕太鼓のために作曲した「あげは」や、比較的新しい曲を組み込み、現在の飛燕太鼓の姿を示す。第3部はゲストのステージが中心で、最後は出演者全員でフィナーレを飾る。
実行委員的な立場で準備を進める西山千鶴さん(52)は「後に引き継いでいく意味でも、子どもたちにいろんな楽しいことや経験をさせてあげたい。引き継いできた伝統を大切にしながら、新しいことにも挑戦していかないと長続きしないと思う」と語る。
中高生を含む若い世代も加わり、ドラムやピアノなどを学んでいるメンバーもいる。公演では子どもたちだけで演奏する曲もあり、次の時代を担う顔ぶれにも注目が集まりそうだ。
会員は20人近くになり、今回は全員が出演の予定。それぞれの曲に応じて出演し、昔ながらの飛燕太鼓の楽曲と、新たなコラボ曲の両方を披露する。
今回の見どころのひとつが、和太鼓とドラム、さらにシンセサイザーを交えた異色の共演だ。燕市在住で、米バークリー音楽大学を卒業しているhiranさんは「太鼓とドラムですごい迫力たっぷりで、見応えのあるステージになる」と胸を張る。

「同じ打楽器同士なので、お互いが邪魔しないように、より良いアンサンブルにできるようにするのが難しさでもあり、楽しさでもある。そこを見てほしい」。合同練習では「今までも何回か一緒にやっているので、その延長でさらに良くなっていける」と手応えを感じている。
西山さんは本番へ向け、「まだまだ伸びしろがある。メンバーは集中力があるので、ますますブラッシュアップしてやりたい」と張り切る。「ご縁を大事にしながら、素晴らしいゲストの皆さんと精いっぱい演奏したい」と来場を呼びかけている。
公演タイトルは「飛燕太鼓45周年記念公演」。開場は午後2時、開演は午後2時半。前売り券は大人2,000円、小・中学生1,000円、当日券は大人2,500円、小・中学生1,500円。全席自由で、未就学児の膝上観覧は無料。
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