地域課題の解決策を競う全国コンテスト「チャレンジ!!オープンガバナンス2025(COG2025)」で、新潟県立三条高校2年生のチームが学生賞とオンライン投票銅賞を受賞した。受賞したのはチーム「ともしび 三条中央商店街活性し隊」の「人を繋ぐ商店街に学びの灯を〜勉強場所が足りない!?その悩み、三条中央商店街で解決します!〜」。三条中央商店街を学びの場として生かす提案が評価された。

COGは、自治体が地域課題を提示し、市民や学生がデータや発想をもとに解決アイデアを提案する全国規模の取り組み。2025年度は市民チーム6、市民・学生混成チーム15、学生チーム42の計63件の応募があり、うち13件が8日に東京大学で行われた最終公開審査に進んだ。
三条高校からは「ともしび 三条中央商店街活性し隊」とチーム燕三条 TEAM Tsubame Sanjoの2チームが最終公開審査に進出。「ともしび」が学生賞とオンライン投票銅賞を受賞した。県央地域からの学生賞受賞は初めて。
「ともしび」は、「商店街に若者のにぎわいを取りもどす」という地域課題に、三条中央商店街にある旧小川洋装店の空き店舗を学習スペースに活用するという切り口から取り組んだ。

放課後や休日に安心して勉強できる場所が少ないという身近な悩みに着目。いろんな人が出会う、おとなと高校生の交流の場にした方がいいという発想に転換し、学びとにぎわいの両立を図るアイデアにまとめ上げた。
一見、別々のテーマに見える商店街の課題と高校生の生活課題の2つを結び付けた。勉強する場所を求める高校生にとっては新たな居場所となり、商店街側にとっては若者が日常的に足を運ぶきっかけになる。人口減少や中心市街地の空洞化が進む中で、地域の既存資源をどう使い直すかという問いに、高校生らしい実感を伴った答えを示した。
チーム燕三条は地域課題「三条のものづくり企業の後継者不足解消」に取り組んだ。包丁製造の担い手不足を解消するために包丁が有名にならなければならない、包丁を有名にするにはその使い手の料理人が有名になればいいのではと、料理人と包丁のマッチングを進めた。
2チームは13日、三条高校の先輩でもある滝沢亮市長を表敬訪問し、受賞結果を報告する。