新潟県燕市の燕市消防団(山崎登美雄団長)が、消防庁の令和7年度「消防団等地域活動表彰」を初受賞した。4日に東京・霞が関の消防庁で行われた表彰式で、山崎団長が出席して賞状と、団旗のさおの先端に付ける竿頭綬(かんとうじゅ)を受け取った。11日、山崎団長と永塚貴光副団長を佐野大輔燕市長を表敬訪問し、受賞を報告した。

消防庁は令和7年度の同表彰で消防団表彰32団体、事業所表彰22事業所を決定しており、県内では燕市消防団と新潟市消防団が受賞した。
燕市消防団の活動では、とくに2023年2月に燕市消防団広報隊鳥(長)に任命された燕市消防団のマスコットキャラクター「つばまる」を活用した親しみやすいPRが評価された。山崎団長は「つばまるのおかげで取れた表彰」と話した。

消防団PRは、団員確保が大きな目的のひとつ。全国的に消防団員の担い手不足が課題になっている。燕市消防団でも団員の定数950人に対し現員は764人と8割にとどまる。その影響はとくに昼間の災害出動に顕著で、団員が職場を離れにくく、出動人員の確保が難しい。
山崎団長は、佐野市長に企業側の理解促進を要望。勤務中でも出動しやすい環境づくりについて、市からも商工団体などを通じて働きかけてほしいと求めた。

これに対し佐野市長は、商工会議所や商工会、青年部などとの連携に触れ、「出てもらいやすい環境じゃないとなかなか難しい。地域のためになる取り組みだということを共有していきたい」と答えた。
さらに山崎団長は、居住地単位だけでなく、会社単位でもまとまって協力できるような仕組みができれば、昼間の出動体制強化につながるのではないかと提案。佐野市長も「ほかの地域にない事例になればいい」と話し、今後の検討課題との認識を示した。