【田上町長選】今井幸代氏が町政報告会で支持者を前に出馬を正式表明 決意表明で「町の未来につなぐ責任引き受ける」 (2026.3.14)

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任期満了に伴う田上町長選(5月26日告示、31日投開票)に出馬の意向を固め町議会副議長を辞職した今井幸代氏(41)が14日、羽生田公民館で町政報告会を開いた。会場に集まった約100人の支持者らを前に「田上町長選挙に挑戦いたします」と力強く正式に立候補を表明した。8年前の町長選に惜敗して以来の再挑戦となる。

支持者らを前に田上町長選立候補を正式表明する今井幸代氏
支持者らを前に田上町長選立候補を正式表明する今井幸代氏

高野後援会長「熱く血をたぎらせていると思う」

高野博後援会長は開会あいさつで、「今井さんの父の後を継いで立候補した時の志は、今も変わらず大きく膨らんでいると思う。苦労や挫折も味わってきた」と今井氏の心中を代弁した。

「多くの人たちの交流を通じて学んだことを今、熱く血をたぎらせていると思う」とし、「今井幸代の思いや考えを友人や知人に伝えて今井幸代の魅力の発信に力を貸していただきたい」と支援を求めた。

高野後援会兆
高野後援会兆

国定衆院議員「若さとエネルギー、気力、能力を持ち合わせている」

来賓の国定勇人衆院議員は、先の衆院選で今井氏が献身的に支えてくれたことにふれ、「政治家、とりわけ首長にとって欠かせない利他の精神を感じた」と感謝した。

これからの首長には地域の青写真を描くだけでなく、国や県の制度、予算を積極的に引き寄せる力が必要だと強調し、「散りばめられたさまざまなチャンスをつかみきれるかどうかが市町村の力量になる」と元三条市長としての経験から話した。

自身の三条市長時代を振り返り、「首長は就任翌日からすべての事柄に決断を求められる」と首長職の重責を説明。国や県との折衝を重ねて予算を獲得するトップセールスも首長の重要な役割で、「それを100%のパフォーマンスでやり切るには、十分な体力、気力が必要」と指摘した。

国定衆院議員
国定衆院議員

「年齢と体力と、実際の仕事とのバランスを考えた結果が定年退職制度を生んでいる」とし、「今井さんは言葉通りのことを実行できる若さとエネルギー、気力、能力を持ち合わせている」と若さに期待した。

10年後には小中学生総数が半減、役場職員の退職者が増加

となりの加茂市の滝沢茂秋市議が、田上町の現状を報告した。2025年の田上町の人口1万702人が20年後の45年には約7391人となり、20年間で約3300人減少する推計がある。しかし実績はすでにそれを約300人下回る水準にあり、今後はさらに推計より200〜300人少なくなる可能性もある。

なかでも深刻な課題は子どもの数の急減。25年の小中学生総数600人が、5年後の30年には432人となり、28%、約3割減少する見通しとなっている。さらに10年後には現在の約半分になり、今後のまちづくりで大切なのは「子どもたちの学びの質と安全をどう守るか」。

町政報告会
町政報告会

さらに問題視されるのが町役場職員の退職者の増加。23年度は6人が退職したが、24年度は12人、25年度は15人に増える見込みだ。若手や中堅職員の退職増加が進み、「行政が暮らしを支える土台であるなか、この問題も大変、大きなポイント」と滝沢市議は指摘した。

今井氏が決意表明「この町に恩返しの思いで政治の道を歩んできた」

そして今井氏が決意表明を行った。「皆さまの前で正式にお伝えをしたいと思います。田上町長選挙に挑戦をいたします」と声を張って宣言。大きな拍手がわいた。

田上町に生まれ育ち、実家は燃料の小売業を営んでいたことから話した。地域の人たちに支えられて育った経験が政治の原点であり、人生の大きな宝物。「だからこそ、この町に恩返しができたらという思いで政治の道を歩んできた」と話した。

8年前の町長選では佐野氏に敗れ、「大きな挫折感と絶望感、そしてそれ以上に自分の力不足を痛感した」。一方で、その後も支援者が変わらず声をかけ続けてくれた。

今井氏
今井氏

15年間の議員活動を通じ、田上町は大きな転換点にあると感じる。「若者が町を離れて、子どもの数が減って、地域の担い手が減っていく。この流れが続けば、町の未来は確実に小さくなってしまう」と危機感を示した。

役場組織についても「若手や中堅の職員の退職が増え、現場は非常に厳しい状況」と言及。「行政は町民の暮らしを支える土台であり、根っこの部分。その土台が弱くなれば、どんなにいい政策があっても前に進めることはできない」と述べ、人口減少と行政体制という二つの課題に本気で向き合う必要があると訴えた。

一方で、これまで町政を担ってきた佐野町長らが重責を担ってきたことに「心から敬意と感謝を表したい」とし、現町政が掲げる「オール田上でまちづくり」という理念にも共感している。

そのうえで「受け継ぐべきものはしっかり受け継ぎ、変えるべきものは未来に向けて変えていかなければならない。だからこそ私は新しい覚悟と挑戦が必要だと考えた」。

現職の壁の厚さを認めながらも、「この町の未来に責任を持ちたい。その責任を私は引き受けたい」と決意を示した。

3つの約束「暮らしの安心を守る町」「若者・子どもたちの未来を育てる」「この町で育ってよかった、これからも住み続けたい」

支援者を見送る今井氏
支援者を見送る今井氏

「安心をつなぎ希望ある未来」をキャッチフレーズに「未来につなぐ3つの約束」を掲げる。1つ目は「暮らしの安心を守る町」。除雪や通院、買い物など日々の暮らしを支える仕組みを守り、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる町を目指す。

2つ目は「若者・子どもたちの未来を育てる」。子育て世代の不安を減らし、この町で育ってよかった、これからも住み続けたいと思える環境づくりを進める。

3つ目は「地域の元気と挑戦を広げる」。人と人とのつながりを生かしながら、産業や新たな挑戦を応援し、交流と活力が広がる町を目指す。

ただ、現時点では細かな政策を一方的に示すのではなく、地域を回って住民の声を聞きながら練り上げたい考えだ。会場で配布したちらしや名刺にQRコード付きのアンケートを載せたことにもふれ、「まちの未来は地域の皆さんと一緒につくるもの。皆さんの声を聞きながら具体的な政策を練り上げていきたい」と話した。

支援者を見送る今井氏
支援者を見送る今井氏

最後は「この町にはまだまだ大きな可能性がある。自然があり、人の温かさがあり、地域のつながりがある。人口が減る時代でも町の価値を高めることはできる」と力を込め、「若い世代が戻ってきたいと思える町、子どもたちがこの町で育ってよかったと思える町、誰もがこの町で暮らしてよかったと思える町を皆さんと一緒につくりたい」と呼びかけ、支援を求めた。

高見美加県議「このままの町政でいいのか、一歩前に進めるのかという選挙」

高見美加県議は「このままの町政でいいのか、一歩前に進めるのかという選挙になる」と述べ、支援を呼びかけた。

支援者を見送る今井氏
高見氏

今後は、地域を回って住民との対話を重ねながら政策を詰める方針で、5月12日と13日には「語る会」も予定している。後援会の三役は高野博会長、小林繁明副会長、中野勝彦幹事長、選対本部は中野勝彦選対本部長、竹内和美事務局。

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