任期満了に伴う三条市議選(4月12日告示、19日投開票)で3期目を目指す現職の白鳥賢氏(54)の事務所開き14日行われ、後援会関係者や支持者ら20人ほどが集まって必勝を誓った。白鳥氏は「未来に希望があれば今の苦境は乗り越えられる」と述べ、「志で未来を照らす政治家になりたい」と決意を語った。

白鳥氏は2020年11月の補選で初当選し22年の市議選で再選を果たした。事務所開きは神事で始まり、まず村松浩太郎後援会長があいさつした。

現在は経済建設常任委員会委員長を務めていることにもふれ、「次の選挙を経て、さらに議会やまちづくりの中心で仕事をしてもらえるのではないか」と期待した。
来賓の国定勇人衆院議員は、白鳥氏について「働いてきたのと同じぐらい学んできた」と評した。自身が国交政務官だったときに自身も聞いたことがなかった国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」をテーマにした勉強会を白鳥氏が企画したことに驚かされたことを紹介した。

白鳥氏は「三条市議会にとっても、全国の地方自治を支える地方議員としても欠くことのできない存在」そのうえで「3期目、しっかり仕事ができる環境を整えていただきたい」と支援を呼びかけた。
滝沢亮三条市長も「政治家としてずるいな、うらやましいなと思うところがある」と独特の言い回しで白鳥氏の持ち味を表現した。

データや証拠に基づく政策形成を重視する一方で、義理人情や地域の困りごとにも目を向ける幅の広さを評したもの。「強く優しいまちへ」という白鳥氏の掲げる言葉は、合理性と人へのまなざしの両立を表しているとの見方を示し、「これからも一緒に三条市を発展させていきたい」と述べた。
これを受けて白鳥氏は、自身が政治の道を志した原点を語った。「政治の世界に飛び込んだきっかけは国定市長の政治手腕」だった。国定氏が三条市長だったが当時、コロナ禍で飲食店を営むなか、市の支援事業で「初めて自分は応援されていると実感した」と振り返り、「政治に救われた実感を得た瞬間だった」と説明。その経験から「今度は救う側に立って、困っている人を救いたい」と思い立ち、政治の世界に飛び込んだと話した。

議員としての歩みについては、「素人だからこそ見えることがあった。役所には役所の都合がありますと言われるたびに、それは誰のための仕事なのかと思ってきた」と述べ、市民目線で行政に向き合ってきた姿勢を強調した。
さらに、今期限りで引退する先輩議員から「これからはお前たちが三条市議会を守っていってくれ」と託されたことを明かし、「先輩たちの思いを継ぎ、市議会の歴史と伝統と規律を守っていきたい」と語った。

一方で、人口減少など自治体を取り巻く課題は重く、「どうすればいいかという方程式を誰も持っていない」と危機感も示した。そのなかで三条市は、ふるさと納税などを生かしながら独自のまちづくりを進める土壌が整ってきたとし、「市長部局と市議会が対等なカウンターパートとして、このまちをどうしていくかを考えていける議会にしたい」と3期目への抱負を語った。
最後は「常に未来の話をしようと市民一人ひとりに伝えてきた。未来に希望があれば、今の苦境は必ず乗り越えられる」と力を込め、「志で未来を照らしていける政治家になりたい」と訴えた。
最後はWBCでの侍ジャンパンの大谷翔平選手よろしく「さあ行こう!」「おー!」のこぶしを上げて掛け声を上げを合わせ、選挙戦に向けて気勢を上げた。