新潟県燕市の「令和7年度 燕市二十歳のつどい」が15日、燕三条地場産業振興センター・メッセピアで開かれ、市内外から集まった若者たちが20歳の節目を祝い、新たな人生の一歩を踏み出した。

対象者674人の83.4%に当たる562人が出席した。式典は小林靖直教育長の開式のことばで始まり、国歌斉唱、佐野大輔市長の式辞、来賓祝辞、アトラクションなどが行われた。
佐野市長は式辞で、ことしで合併20周年の燕市の事業を振り返り、自身の20年前について話した。「それから20年後、まさか自分がいまこの二十歳のつどいのステージに立って、市長として皆さんに話をする日が来るとはまったく想像もしていなかった」。

佐野市長は昨年10月に市長に就任して初めての二十歳の集いでの式辞。市職員時代、成人式で最前列に立ち、暴走しそうな新成人を制止する役割を買って出たことがあり、自身を通してこれから二十歳が向かう先に広がる可能性を示した。
「目標が変わってもいい。立ち止まる時間も大切」とし、「どこへ行っても変わらないことがひとつある。それはふるさとが燕市だということ。いつまでも応援している」。そして「皆さんのこの先の未来が、目指す夢や目標へとつながっていくこと祈る」とエールを送った。
祝辞で国定勇人衆院議員は「これからの5年間は人生の座標軸をつくる重要な時間。多くの場所を訪れ、本を読み、経験を積んでほしい」と述べた。


菊田真紀子衆院議員は「逆境にこそ人は成長する。失敗を恐れず挑戦してほしい」と激励。県議や市議会議長もそれぞれ祝いの言葉を贈り、若者たちの門出を祝った。
二十歳代表でいずれも燕市職員の齋藤和樹さん=燕北中=と石川陽菜さん=燕中=が二十歳の決意を述べた。齋藤さんは社会人として感じた責任の重さにふれて「失敗を糧に成長し、理想のおとなになれるよう努力していきたい」。石川さんは友人や家族への感謝を述べ、「自分で選んだ道を自分の力で正解にしていきたい」と決意を述べた。

式典後はアトラクションの景品抽選会のあと記念撮影が行われた。燕中卒で二十歳のJリーグ・アルビレックス新潟所属、石山青空さんも参列。アトラクションで登壇した。
燕市スポーツ大使のたすきをかけてもらい、景品のチームグッズのサマーシャツとマフラータオル2つずつを提供。抽選のくじを引き、当選者に景品を手渡した。

かつては開式前に出席者が会場外で話し込んで関係者が再三、促しても会場に入らず手を焼くのが常だった。ことしはうながすまでもなく時間前に会場に入り、式典中も私語や会場を出入りすることもなく、静粛ななかでそれぞれの二十歳を祝い、決意を新たにしていた。


