八十里越、医療、産業高校 花角知事県政報告会で三条側が示した県政への期待 (2026.3.21)

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21日、三条市で開かれた花角英世知事の県政報告会では、来賓らからは八十里越開通を見据えた広域連携、県央医療の充実、産業人材育成、道路網整備など、三条から県政に寄せる期待が具体的に語られ、県との連携強化を求めた。

ガンバローコール
ガンバローコール

冒頭、花角英世三条後援会の兼古耕一会長は、柏崎刈羽原発の問題や物価高、少子化に伴う高校再編など、新潟県が大きな課題に直面している状況を話した。

そのうえで、花角知事のキャッチフレーズ「住んでよし、訪れてよしの新潟県」の実現に向け、地域経済を支える商工関係者としても協力していきたい考えを示し、県政報告会を知事と地域の連携をさらに高める機会にしたい話した。

八十里越開通へ県との連携期待

滝沢亮三条市長は、三条市が今後さらに県の力を必要とする局面に入るとの認識を示した。とくに大きく取り上げたのが、国道289号八十里越の開通だ。

花角知事
花角知事

今秋から来夏にも開通が見込まれ、福島県只見町とつながることで、観光や物流、産業面で新たな流れが生まれる。「三条市としてもしっかり県の力を借りながら、この八十里越の開通を迎えていかなければならない」と述べた。

八十里越は道路整備だけにとどまらず、県央地域と会津、さらには太平洋側との結び付きを強めるインフラとして期待されている。滝沢市長は、開通後も県と足並みをそろえて取り組む必要があると強調し、三条の将来を左右する重要案件とした。

北バイパス延伸と下流橋に強い要望

国道403号三条北バイパスについても滝沢市長は言及。一昨年に一部開通したものの、現在は県道塚野目代官島線の地点で止まっており、そこから市街地までどうつなげていくかが課題。「ぜひ新潟県の皆さんと話を進めていきたい」とし、県との協議を本格化させたい考えを示した。

三条公演会会長の兼古耕一三条商工会議所会頭
三条公演会会長の兼古耕一三条商工会議所会頭

さらに、将来的に交通流入が増えれば、第二産業道路や石上大橋の渋滞がこれまで以上に深刻になる見通し。その抜本対策として、石上大橋より新潟市寄りの位置に新たな橋、いわゆる「石上大橋下流橋」を架ける構想を念頭に、「三条市の声を国や県に届け続けている」と述べ、県に対しても継続した後押しを求めた。

県央医療の充実に期待感

医療については、県央基幹病院の整備効果への期待が相次いだ。滝沢市長は、県央基幹病院ができたことで、この春には研修医を含め医師が100人を超える見通しだとし、「県央地域の医療が充実してきている」と評価した。三条市にとって「住んでよし」の実感を支える大きな柱として、医療の充実を挙げた。

国定勇人衆院議員は、県央基幹病院整備の過程を振り返った。整備の最終段階で病床数が大きな争点となった。当初450床を想定していたところ、県の財政事情を背景に350床案が示され、強い危機感をもった。

滝沢亮市長
滝沢亮市長

国定氏は、350床では燕労災病院と大差ない中規模病院にとどまり、地域が求める「マグネットホスピタル」にならないと訴えた経緯を説明。そのうえで、最終的に400床での整備に踏み切った知事の判断が、現在の県央基幹病院につながったと感謝した。

国定氏は、県央基幹病院を「安心安全の最後の拠り所」と表現。地域医療の基盤整備に対する評価を前面に出し三条を含む県央地域が県に対して抱く最大級の期待の一つが医療分野にあることを印象づけた。

産業高校に「1+1が10にも100にも」の期待

教育分野では、県央工業高校と三条商業高校の統合による新たな産業高校構想に大きな期待が示された。滝沢市長は、少子化の中での統合判断に敬意を表し、新潟県内でもトップバッターの産業高校の統合になることにもふれ、「この地域の産業が評価されているからこそだ」と受け止めた。

国定勇人衆院議員
国定勇人衆院議員

そのうえで、「1+1が2になるのではなく、10にも100にもなるような充実した教育、充実した統合にしていくためには、これからも様々な点で力を貸してもらわなければならない」と述べ、県に対し中身の伴う再編を求めた。

将来的には新設校舎の整備も視野に入れ、「県央だけでなく県内全域から学びに来るような高校」に育てたいとの思いも示した。

三条側が求めるのは、単なる統廃合ではなく、ものづくりのまちにふさわしい実践的な産業人材育成の拠点づくり。。県立高校再編を守りの合理化ではなく、地域の将来投資として具体化してほしいという期待が表れた。

原発対応にも評価

小林一大参院議員
小林一大参院議員

小林一大参院議員は、花角県政の実績として柏崎刈羽原発への対応を挙げた。国が再稼働を急ぐ空気のなかでも、県民の安全安心を第一に県民の思いを国に届けながら最終判断に至った姿勢を評価。「ていねいに地域の皆さんの声を聞いて、地域の課題を国に届ける政治手腕が表れている」と述べた。

一方で、小林氏は三条を含む県内各地に多くの課題が山積しているとも指摘。人口減少問題も含め、「これからもしっかり知事の任を務めてもらわなければならない」と述べ、地域の課題解決を進めるうえで県政の継続性が重要との考えを示した。

三条の課題を県政にどう乗せるか

この県政報告会は単なる激励よりも三条側から県政への具体的な切実な期待と要望が次々に語られた。会場では最後に藤家貴之市議の音頭でガンバローコールも行われ、花角知事の活躍、三条の将来像を描くうえで欠かせない県の関与に期待した。


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