新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)で10日、県内各地のこだわり卵を集めたフェア「たまたまたまご」が始まった。30日まで。地元田上町のふなくぼ農園をはじめ、三条市の木戸商店、五泉市のキムラファーム、新発田市の川瀬養鶏場を集めて販売している。

ふなくぼ農園は「にわとりのたまご」(6個入り540円)。米国原産の「プリマスロック」という品種のニワトリが同農園の米や雑草を食べて育っている。
木戸商店は「さくら姫」(6個入り390円)。ほのかなピンク色の柄がかわいい卵で、黄身だけでなく白身にもうま味があり、たまごかけご飯やすき焼きの生食にもおすすめ。

左上から時計回りにふなくぼ農園「にわとりのたまご」、木戸商店「さくら姫」、キムラファーム「五泉の玉卵」、川瀬養鶏場「思い出たまご 濃い味造り」
キムラファームは「五泉の玉卵」(10個入り800円)。国内のニワトリだけでなく海外品種のアローカナやジュリアを育てている。5種類の卵を食べ比べできるぜいたくなセット。
川瀬養鶏場の卵は「思い出たまご 濃い味造り」(6個入り490円)。卵独特の臭みが少なく、子どもにも人気の思い出たまごで、黄身の色が濃いめなのが特徴だ。
ポップも使って生産者ごとの特徴を来店者にもわかりやすく紹介している。
さらに卵を使った加工食品を販売。京都・伊藤軒の「2色シベリア」(389円)、東京・文明堂の「文明堂のカステラ」(729円)、新潟市・はり森の「古町カステラ」(1200円)などをそろえた。

絵本『ぐりとぐらのたまご』にある大きな卵でカステラを作る場面にひらめいた馬場駅長。卵はやさしさや分かち合いというイメージから「新社会人とかの新入生の季節だなと思って。そういった人たちに向けて、何かいいメッセージをと思って」と構想を膨らませた。
「彼らが言ってみれば社会の新しい卵だったりするわけで、そんな卵たちに、おいしい卵で何かできないかなと思って考えてたら、春は卵の季節だとわかった」と言う。
発想が飛躍しているが、春は卵の季節なのは事実。日照時間が長くなる春はニワトリが最も活発に卵を産む季節で栄養価も高い。キリスト教のイースターエッグを飾ったり食べたりする祝祭「イースター(復活祭)」も3月か4月に行われる。

卵は春の季語で、苦みのある山菜や菜の花などと相性がいい。今では年中、手に入る卵だが、春が旬であることには変わりない。後付けとはいえ思いつきが今回のフェアにぴったりはまった。
馬場駅長は「この卵やカステラが皆さんの日々に暖かい光とささやか喜びを届けられるように、希望に満ちた新しい季節を始めてほしい」とエールを送っている。