新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)で18日、春恒例の「たけのこまつり2026」が始まった。初競りを皮切りに30日まで毎日の朝掘りタケノコの直売がスタート。朝から大勢の来駅者でにぎわった。

イベントは田上町の春の風物詩として定着しており、ことしも旬の味覚を求める人たちが列をつくった。
いちばん乗りの来駅者は午前7時半で、初競りの始まる9時半までに約230人が訪れ、広場に長い列をつくった。
初競りにかけられたのは、入荷した中でも選りすぐりの2本。会場では関係者が「土の中から穂先しか出ていないものをきょう掘った、本当に新鮮なタケノコ」と紹介し、「掘るには大変な重労働」と、その価値をアピールした。
いずれも2kg超で販売価格2,000円のタケノコ。3,000円と3,500円で競り落とされた。

3,500円で競り落としたのは、4歳と1歳の子ども連れて加茂市から訪れたお母さん(32)。前日も道の駅を訪れ、知り合いの生産者から初競りの開催を教えてもらって初めて競りに参加した。
「去年は見てるだけだったけど、取れてよかった」とにっこり。大きなタケノコを手に「5,000円くらいするかなと思っていた」と話し、この日の夕食には「とりあえずタケノコご飯。いろいろしてみようかな」と声を弾ませていた。

タケノコの販売価格は1kg超1,000円、2kg超2,000円。行列に並んだ全員に行き渡るように1人2袋までに制限した。価格は2種類だけだが、それでも少しでもいいタケノコを求めてじっくり品定めしていた。
売り手側からは「曲がってるのがおいしいって言われてるんだよね」といった声も聞かれ、旬の地物ならではのやりとりも会場を和ませていた。
田上特産のタケノコは、面倒な「あく抜き」をせずに、そのまま湯に通すだけでおいしく食べられるほど「えぐみ」がほとんどない。朝堀りの新鮮なタケノコはとても柔らかく、地元では火を通さずにそのまま刺身として提供されることもあるほど。しゃきしゃきとした食感と、水分をたっぷり含んだみずみずしさが際立つ。
とくにことしは隔年でやってくる豊作の「表年(おもてどし)」。収量が多くて品質も高く、生育が早い。
その田上のタケノコの魅力を発信しようと、道の駅たがみは毎年、「たけのこまつり」を開いている。毎日午前9時45分からの朝掘りたけのこの直売会のほか、たけのこ堀り体験、たけのこキッチン、たけのこスクールなど関連企画も用意している。問い合わせは道の駅たがみ(0256-47-0661)。