新潟県田上町のカフェ「山café 一歩(やまかふぇいっぽ)」(川船河丙230-65)が、このほど国際的なグルメサイト「Restaurant Guru(レストラン・グルー)」の「BEST CAFE(ベストカフェ)」を受賞した。オーナーの木村一馬さん(39)は「オープン11年目にして初めてこういう賞をいただけた。うれしいです。最高です」と喜びをかみしめる。

Restaurant Guruは、世界中で月間3千万人以上が利用する口コミや評価を基にしたグルメサイト。サービスや品質の高い世界各地の店を推奨やベスト賞に認定している。
山café 一歩には、1月31日に受賞の知らせがあった。応募しておらず、Restaurant Guruから連絡があった。賞状は2月10日ごろ到着し、店内に飾っている。QRコードを読み込むと世界に向けた店舗情報を見ることができる。
賞状の受賞者名の表記は自分で決めることができる。木村さんは店名そのものではなく「BEST CAFE in TAGAMI」とした。「あえて地域の方がいいのかなと思って」と話し、田上の名前を前面に出した。
山café 一歩は、地場産野菜をメインに据えた店づくりが特徴。看板メニューはワッフルだが、いわゆる甘味中心のカフェではなく、食事メニューに力を入れている。
「カフェだとデザートのイメージが強いと思うけど、食事を主体としてやっている」と木村さん。パスタや食事系ワッフルなど、ランチとしてしっかり食べられる内容をそろえる。フードが充実していることも、店の強みのひとつだ。
今の時期は、春の地物を取り入れた季節メニューにも力を入れる。コゴミ、タラノメ、コシアブラを使った山菜パスタのほか、田上産タケノコを使ったパスタも提供する。
地元の食材を前面に出したメニュー構成が店の持ち味。地場野菜を軸にしながら、その季節ならではの味を楽しめる店として親しまれている。

Restaurant Guruから届いた案内文では、料理だけでなく、来店客に提供する体験も評価された。ワッフルの印象の強さに加え、自家製のサラダやスープ、犬連れでも利用しやすい環境などにもふれられていた。
2015年の開業から11年目。地元食材を取り入れながら、ワッフルと食事メニューの両輪で店づくりを続けてきた山café 一歩が今回、初めて賞という形で評価を受けた。
1枚の賞状は、店にとっての節目であると同時に、田上の食の魅力を外に向けて発信するきっかけにもなりそうだ。
木村さんは今回の受賞を励みに、地域での飲食店の広がりにもつなげたいと考える。「地域でこういうふうに活動して、いろいろなお店も見たりしてきた。飲食店をもっと広がり見せて注目されるようになったらいい」と話している。